イギリスで、13年ぶりに労働党から保守党・自民党へ政権が交代しました。

第二次世界大戦後、初の連立政権ということですが、何よりも注目すべきは、キャメロン首相とクレッグ副首相の43歳コンビではないでしょうか?

この43歳というはイギリスの200年の歴史の中で最も若いらしいのですが、冷静に自分と同じ年代と考えると、自分が鳩山首相になったようなものですから、すごいことだなと思います。

きっと二人は相当な自信を持っているのではないでしょうか?

ところで、自信といえば、誰しも最初から自信を持っていたわけではありません。

自信についてはこれまで何度か『hirog』 でも触れてきましたが、基本的には目標やハードルをクリアすることで、自信がついてきます。

ただ、もう一つ重要なことがあります。
それは、人から信頼されたり、評価されること。

前者は自己完結する部分ですが、後者は第三者との間で生じるファクターです。

私自身の細かい話ですが、昔、人から評価されたという意味で、すぐに頭に思い浮かぶことが二つあります。

一つは、国語が苦手だった私に、高校の国語教師だった大野先生が「君の文章は感情や感覚が正直に表れていてとてもいい」と言って高得点をつけてくださったこと。
これによって、国語アレルギーが無くなりました(もっとも大学受験の時の点数は相変わらずだったのですが・・・(^^;))。

もうひとつは、スポーツ万能でバスケの天才と言われていた同級生の八木君が、学校のハンドボール大会のレギュラーに私を選んでくれたこと。
彼にとっては大したことではないので覚えてもいないと思いますが、背が小さくて目立たなかった私を引き上げてくれたことは、その後の自信につながりました。
ちなみに、彼は今はお医者さんとして頑張っていると思います。

このように第三者のちょっとしたひとことで、人の気持ちの持ちようは変わり得るのです。

今では、逆もあります。

私自身は覚えてもいないのですが、あるスタッフが辞めるときに、あるプロジェクトが終わったときに私に「お疲れさま、よく頑張ったね」と言われたことが、一番嬉しくて自信につながった、と言ってくれたことがあります。

皆さんも、そういう経験は少なからずあるのではないでしょうか?