「ただほど怖いものはない」という格言(!?)がありますが、皆さんは「タダ」とか「無料」「フリー」という言葉に弱い方ですか?
ソフトバンクが以前「無料」というのを全面に出した広告をしていたときに、実態と異なるので誤解を招きやすいと当局から指導を受けたのは記憶に新しいと思います。
インターネットは、実に無料のサービスがあふれています。
ユーザーの中には有料と聞いた途端に引いてしまう人達も少なくありません。
先日の『hirog』
で触れたようなポータルサービスはもちろん、ブラウザもソフトウェアも無料のものがたくさんあります。
Linuxなども無料の代表的なものかと思います。
携帯のコンテンツやサービスは、ドコモがiモードを始めたときに戦略的に「有料」としたことから、当初は有料の感覚がありましたが、ベースはインターネットなので、ここ最近の無料化に進んでいくのは自然な流れかも知れません。
企業が無料でサービスを提供する目的は・・・、
1.サンプルやお試しで価値を分かってもらう
2.無料から有料への誘導(有料サービスへのリンクや部分・アイテム課金など)
3.サービスブランドの定着やシェア向上
4.それをフックとして別な収益源で回収
など色々ありますが、企業も慈善団体ではないので、何らかの収益に結びつけるための手段として無料提供をしているのです。
我々に近いビジネスで言えば、「モバゲー」や「mixi」などは、ユーザーには無料でゲームやコミュニティを提供して、メディアとしての価値を向上させ、企業からの広告収益で事業を成り立たせています。
何社も彼らの後追いをしましたがほとんどはうまく行っていません。
ただ、成功すれば、とんでもない利益率になり得るのです。
また、最近ではiPhone向けなどに多いのですが、無料でツールやASPを提供することで企業との接点をつくり、それをプラットフォーム化することで、違う商品を提供したりその上で手数料ビジネスを立ち上げたり・・・という戦略を見掛けます。
ユーザーや企業を一旦囲い込んでしまえば、そのあとのビジネスは色々考えられるというわけです。
これは戦略としては有りですが、先行投資が必要なのである程度の企業体力が必要なのと、どちらかというと「1」か「0」に近い博打的要素があるので、相当な決断が必要です。