今朝の日経新聞に、日米中の主要上場ネット起業の売上高と時価総額についてのコラムが載っていました。
結論は「中国企業が台頭してきている」ということ。
中国国内市場向けだけにビジネスをしているのに、グローバル展開する米国ネット企業に時価総額で肩を並べ
てきているからです。
中国のインターネットユーザー数は、先日の中国インターネット情報センターの発表によると3億8,400万人になったとか。
この数字の信憑性はおいておいても、それでもネット普及率は30%に達していないというポテンシャルがあります。
中国のネット起業で最大の時価総額なのは、これまで『hirog』でも何度か触れているテンセント 。
もともとはインスタントメッセンジャー(IM)の会社で、私が中国駐在していたときのビジネスパートナーでもありますが、今やネットのコングロマリット企業に成長しました。
ゲーム、アバター、SNS、出会いなどなど、現在ネット上にあるほとんどすべてのサービスジャンルをカバーし、かつIMで得た膨大なユーザー数を武器に、これらのサービス群への誘導で、業績を伸ばしています。
ちなみに、彼らの発表によると、昨年春時点でのIMのアカウントは数は8億9190万になったそうです。
もっとも中国ネットユーザー数が4億人いないわけですから、重複登録が多いことが分かります(噂では一人当たり平均は1.7アカウントとか)。
驚くのは、同時接続している数が5000万人、ゲームの同時利用者は500万人に達してること。
話がテンセントの話題になってしまいましたが、日米中のネット起業の時価総額でNo.1はグーグルで1,910億ドル、No.2がアマゾンで578億ドル、No.3がこのテンセントで394億ドルになります。
ただ売上高がグーグルが174億ドル、アマゾンが239億ドルあるのに対して、テンセントの売上はわずか17億ドル。
もっとも物価の違いもあるのですが、売上高とのバランスでみると、テンセントはまだまだ時価総額が上がる可能性があるかも知れません。
ちなみに日本企業No.1はヤフーで181億ドル、No.2は楽天で97億ドルです。
市場の大きさが反映されているとはいえ、日本企業も頑張りたいところです。