「ケータイ白書2010」が発行されました。


MCFの方々のご苦労の賜物だと思うのですが、年々中味が充実している気がします。


まず、ケータイ白書に先行して夏にMCFが発表したモバイルコンテンツ関連市場規模ですが、13,524億円と前年比で117%の増加となりました。
ただし、2008年の前期比が125%でしたから、成長率は鈍化しているということができます。


また、このうち、コンテンツ市場が4,835億円(前期比113%)、モバイルコマース市場が8,689億円(前期比119%)となっています。
思ったよりもモバイルコマース市場が伸びていないのが気になります。


これにはモバイル広告市場が含まれていませんが、2008年の広告市場規模は1,000億近いと見られています。


今回の白書の目玉は「スマートフォン」 ですが、それでもスマートフォンの利用率(保有率に近い)は4.0%とまだ小さいのが実情です。


前期は2.6%ですが、iPhoneが発売になっていることを考えると、iPhoneを目にすることが多くなったとはいえ、まだ100万台強ぐらいだと逆算することもできます。


「スマートフォン」は、20代~40代男性が購入しており、PCサイトの閲覧や無線LANをメインに使っていることを考えると、比較的コアなユーザーに支持されていることが分かり、個人的に一般化は容易ではないような気がします。

ただ、アクティブユーザーが多いので、まだニッチな市場とはいえ、ビジネスチャンスはあると思っています。


一通り目を通してみて総じて感じたことは、モバイルコンテンツ市場はやはり成熟期に入っているということ。


ワンセグやデコメ、着せ替えなどは利用率は上がっているものの、QRコードやGPSの利用率はあがっておらず、むしろフェリカやブルートゥースなどは利用率が下がっています。


数年前から今後の成長市場として期待されているコミック市場でしたが、実際には利用率は下がっていて、有料市場は増加しているものの、これは大量の広告の効果が大きいと個人的には見ています。


来年からは、こういった市場の動向やユーザーの声などを聞いて、新しいサービスを考えていきたいと思います。