小さな子供達を見ていると、自分の感情を素直に表に出していて、「素直」というものをあらためて考えさせられたりします。

人は年を取るにしたがって、変な知恵がついたり、メンツが強くなっていって素直さんが徐々に失われていってしまう気がします。

それだけではなく、素直になれない理由に「弱みを握られたくない」とか「傷つきたくない」というのもある気がします。

素直になるより、バリアをはってガードして、傷つかないように防御しているほうが人にとってはずっとラクなのだと思います。

自分に素直になったばかりに嫌なことを多く経験してしまった素直じゃない人は、常に逃げ道をつくってしまいます。

確かに「逃げ道」をつくれば、難しい言い方をしてしまえば(笑)、ダウンサイドリスクは限定できますが、その代わりアップサイド(楽しい)を享受することはできなくなります。
そして、結果的には損をすることの方が多いと思います。

他人から見ていると「ずるい」と思われて距離をおかれがちになると思います。

人間関係において「素直」になるには、どうしたらいいのでしょうか?

ポイントは2つあると思います。
1つは、「自分を分析し自覚すること」。
自分の思考回路や気持ちの動きを認めて、それを受け入れると、気持ちに余裕ができると思います。

2つは、「相手にどう思われるか」とか「利害関係を意識しない」ことです。

つまり、自分に余裕をもって、人の目や利益を考えずに、言葉を発したり、行動してみること、ではないでしょうか。

時には、プライドを捨てて、自分に思いっきり素直になってみませんか?