皆さんは買い物をするときに、店員とのコミュニケーションをどこまで求めますか? もしくはどこまで許容できますか?
私は、電化製品とか特殊なものを買いに行く場合を除いて、基本的には放っておいて欲しいタイプです(笑)。
面倒くさいというのもありますが、「買わされる」というようなプレッシャーや、懐疑的に感じる部分もあるのだと思います。
店員は、お客様が快適・スムーズに買い物ができるようにサポートするのが役割だと思います。
よって、お客様が必要なときに、必要な情報のみを提供するのが本来あるべき姿ではないかと思います。
それが、時折、お客様の気持ちや反応も顧みずに、一方的に自分の都合で話しかけてくる店員がいます。
私が懐疑的に感じる部分があるのは、特に歩合制の給与体系になっている店員や、ある特定の商品にインセンティブがついているような場合には、その店員の利害が直接関わってくるので、意気込みが違くなるのは仕方のないことなのですが、それが見栄見栄だと、「騙されているのではないか?」と思うのもまた自然な反応だと思います(笑)。
例えば、携帯ショップでもドコモの派遣スタッフならドコモを売ることがミッションなので、他の携帯会社よりもドコモ商品を良く言うでしょう。
留守番電話を契約すれば1,000円のインセンティブが出るとなったら、お客様が必要かどうかも確認せずに、無理にでも契約を取ろうとするでしょう。
お客様が求めているのは、買い物をするのに必要な「専門的な情報」や第三者としての「客観的な意見」を提供してくれることだと思います。
どんな洋服を試着しても「お似合いです」と言う店員は信用できませんよね?(笑)。
お世辞も度が過ぎると、ワザとらしく聞こえますし、時によっては馬鹿にされているような気になるときさえあります。
さて、そんな中、立川の「高島屋」では、「S.E.E.カード」なるものを用意し、そのカードを掛けているお客様には、「いらっしゃいませ」や「ありがとうございます」以外の声掛けは控えるというサービスを導入しているそうです。
お客様の反応は上々だとか。
何でも程度があるのです。