中国では、金融危機に伴う景気後退の影響が、学生の就職に顕著に表れてきています。


中国では、2003年から大卒者が一気に4割も増え、以降毎年増加の一途を辿っています。
2009年には610万人の大学新卒者が就職活動を行うと見られていて、うち150万人程度が就職できないのではないかと見られています。


そんな中国の就職難状況を象徴するトピックを3つご紹介します。


ひとつ目は、「トイレの管理人の求人に大卒者の応募が殺到した」というもの。

先日上海に程近い蘇州市で、公衆トイレ58箇所の管理人の募集が行われたそうなのですが、その応募者総数746人中、46名が新卒もしくは既卒の大学生だったのです。

もちろん、職業選択への価値観の変換というのもあるとはいえ、安定した職業を求めている裏返しだと思われます。


ふたつ目は、「大学卒業後、すぐに結婚を目指す女子大生が増えている」というもの。

結婚紹介サイトへの登録者が急増しており、うちの大半が女子大生だそうです。

中国人女性は、もともと経済的な自立心が強いと言われているのですが、今の女子学生の中には「卒業後まずは結婚し、生活が安定してから仕事を探す」との考え方が増えているそうです。
当然ですが、結婚相手の条件としては経済力が外せないとか。


ちなみに、こういう人たちのことを中国語で「卒婚族」と呼ぶそうです。


最後は、「美容整形をする学生の増加」です。

就職活動を少しでも有利に進めるためには、書類審査や面接での第一印象が大事と、美容整形を行う大学生が増えているのです。

中国は美容整形の料金が日本よりも格段に安く、私が中国に赴任したころから一般化し出しましたが、女性が綺麗になる、だけではなく、男性も含めて相手に好印象を与える、という目的が増えてきているようです。


人ごとになってはしまいますが、本当に、あの手この手と、大変ですね。