昨今の株式市場の低迷で新規上場企業が極めて少ない今年ですが、先日久しぶりにIT業界では注目の上場がありました。


それは東証マザーズに上場した「グリー」。
SNSサービスの大手です。
mixiがより一般的なのに対して、グリー(GREE)は比較的学生などの若い人に人気のあるSNSです。


個人的にも注目していたのですが、初値は公募価格(3,300円)を上回る5,000円をつけました。

この株価は時価総額に換算すると1,070億円となります。
最大手のmixiが880億円ぐらいなので、mixiを超える企業価値になったというのが驚きです。


mixiはユーザー数1,600万人で前期経常利益37億円、GREEはユーザー数700万人で前期経常利益10億円。
単純比較だとmixiの方がいずれも大きいのですが、新規公開企業が少ないために買いが集中したのと成長率の差が表れたのかも知れません。


数年前には、SNSでは二番手でユーザー数格差が広がっていたために、業界内では密かにGREEはもう厳しいのではないかと噂されていたのですが、この時期に上場してこの時価総額というのは驚きです。


GREEの上場時の株主構成はとてもシンプルで、田中社長が62%、エーパックス・グロービスのファンド、リクルート、KDDI以外は役員か従業員。
個人以外は著名な事業会社、ファンドが持っているというのも、値段を押し上げた要因のひとつなのかも知れません。


中の人間では無いので軽々しいことは言えませんが、我慢して地道に努力を積みながら虎視眈々とチャンスを狙っていた、のかも知れません。


グリーの上場を機会に新興市場に少しでも活気が戻ってくれればと思います。