昨日の最後に「求めない」という本について触れたら気になってしまい、今日はその本を買ってしまいました(笑)。


この本は「求めない・・・ すると~」というフレーズで、求めないとどんなに豊かな生活が送れるかがつづらています。


求めない・・・ すると


自分にあるものが素晴らしく思えてくる
自分の時計が回りだす
現実がよく見えはじめる
ひとは安心して君に寄ってくる
ユーモアの心がはたらきだす
失望しない
比べなくなる
求めないほうがはるかに面白くなる


などなど・・・。


この「求めない」のベースは、「いまのままでじゅうぶんと知ること」にあります。

もちろん、人間の欲を捨てろ、と言っているわけではありません。
向上心や貪欲さというのは大事なことだと思います。
欲しいと思い込んでいるければ、実際には求めなくてもいいものもたくさんあって、そういうものを求めない、ということを勧めているのだと思います。


この「求めない」は非常に平易な言葉で記してありますが、著者である加島祥造氏は、もともと難解と言われる中国の「老子」の信奉者であるようで、この本には老子の思想がベースになっているような気がします。


老子の思想は「いかなる権威や世間の通念にもとらわれず自然とバランスを取りながら生きる」ことを説くいわば「こころの哲学」です。


例えばこんなフレーズがあります・・・。


弓をいっぱいに引いてしまったらあとは放つばかりだ。
盃に酒をいっぱいについだらあとはこぼれるばかりだ。
鋭く研(と)いだ刃物は長持ちせずにすぐ鈍くなる。
金貨や宝石をたくさん溜め込んでも税金か詐欺か馬鹿息子で消えてなくなる。
富や名誉で威張る人間はあとでかならず悪口を言われる。


これらは綺麗ごとではなく、自分に言い聞かせながら書いています(笑)。