先日お店の入口が静脈認証方式で空くところがありました。
以前『hirog』で触れたタバコの自販機
もしかり、最近は建物の入口、空港の入出国審査、キャッシュカードなど生体認証があちこちで活躍しています。
もっとも、生体認証は、実用的なもののほかに、お店などで採用するのはステータスの表現だったりもすると思います。
生体認証とは、身体の一部や行動履歴(筆跡など)をもとに、情報を事前に採取登録しておくことで、認証時にセンサで取得した情報と比較することで認証を行う方式です。
もっとも生体認証とひと口に言っても、比較的馴染みのある指紋認証から、瞳の中の虹彩を使った認証、冒頭のように血管の形を読み取る静脈認証、他にも顔、音声、手、DNA、筆跡など幅が広いので一概には言えないとは思います。
米国の映画などでもよく色んな認証シーンが出てきますが、次世代技術というイメージが強いと思います。
これらの技術はかなり昔からあるようなのですが、これまでは認証率が悪かったり認証機への設備投資額が大きかったためになかなか普及に至らなかったのだと思います。
従来のカードやパスワードなどの認証方式だと、カードを紛失したりパスワードを忘れたりしたり、盗難や情報漏えいなどのリスクがあるわけですが、生体認証を用いるとこのリスクがかなり低減されます。
生体認証は、本人なのに他人と認識してしまう「本人拒否率」と、他人なのに本人と誤認識してしまう「他人受入率」がトレードオフ(片方が良くなると片方が悪くなる)の関係にあって、実用化されている生体認証は他人受入率が0ではない状態に設定されているそうです。
携帯でも、指紋認証や音声認証は採用されていますが、これから色々なものが出てくるかも知れません。
生体認証とは言えないかも知れませんが、身体に埋め込まれたチップで認証できれば認証率は抜群に上がると思います。
中国でも政府の中で身体にチップを埋め込む構想が進んでいるという噂を聞いたことがありますが、事実かどうかは不明です。
生まれたときに、身体にチップが埋め込まれる・・・なんて日も来るのかも知れません。