昨日歴史上の人物について触れましたが、歴史上の人物でよく登場するのは、日本においては戦国時代と明治維新、中国においては三国志の時代です。

私もこれらの時代は個人的にも関心の高い期間です。


三国志では、よく「「劉備」「曹操」「孫権」の誰が好きか?」という議論がなされますが、私は劉備の武将の一人だった「趙雲」という人物が好きです。


趙雲は「冷静沈着」とか「忠実に任務をこなす」武将として知られていますが、私には「何でも行動で示すタイプ」に映っていて、そこが男らしいなと思います。


戦時に誰かが趙雲が逃亡したと報告した際、「趙雲は私を見棄てはしない」とその者を叱咤したという逸話がありますが、それだけ劉備の絶大なる信頼を得ていたのだと思います。

ただ、自己PRが下手だったのか、功績の割りには、あまり良い待遇は受けなかったという印象があります。


私が趙雲が好きなもう一つの理由に、初めて書籍で見た趙雲の肖像画が格好良かったというのもあるかも知れません(笑)。


私は中国で見てしまったのですが、明日から日本で公開される「レッドクリフ(赤壁)」には、この趙雲(映画の俳優は私のイメージとは違いますが(^^;))が敵に囲まれた劉備の子供と奥さんを助けるために単身で敵地に乗り込むシーンがあります。


レッドクリフは制作費100億円、映画史上初めて三国志時代を実現した、と賞賛されている映画ですが、これでまた日本にも三国志ブームが来るかも知れません。


もっとも、中国映画が好きな私でしたが、このレッドクリフは「金城武」と諸葛孔明がイメージが重ならなかった上に、完結するのかと思ったら前編だったので、拍子抜けした感がありました。