よく会社のキャッチフレーズで「世の中へ貢献する」とか「社会貢献」という言葉を見かけます。

私は小さい頃、このような表現に正直違和感を感じていました。

なぜかというと「企業はサービスや商品を提供する代わりに対価を得ているはず。
それで社会貢献というのはどうなんだろう?」と考えたのです。

これは社会人になってからもしばらく思っていました。
新入社員で住宅産業で働いていたときにも、原価を知っている私としては、住宅価格がなんでこんなに高いのだろう、そういうものを積極的に売ってもいいのだろうか?などと考えていたときがありました。

でもあるとき先輩から「我々は物を売っているだけではなく、サービスを提供している。それにより顧客が満足してくれればそれは社会へ貢献していることだ」という話を聞かされました。

確かに、会社が営利企業である以上、利益が無ければ存続していけないし、自分たちの給料も支給されません。

トヨタのように、高収益企業だからこそ、CSR に多額の投資をすることができる、ということも言えるんだな、と思いました。

最近企業にCSRというものが求められるようになりました。
CSRは幅の広い概念で、私自身100%理解しているわけではありませんが、「社会が企業に貢献を求める流れがある」ということを感じます。

企業の社会的責任、それは上場企業になると更にそれを意識していかなくてはならないのだと思います。