今日は日経新聞の記者の方の電話取材がありました。
取材と言ってもfonfunのビジネスとは直接関係の無いものだったので、電話のみで対応させていただいたのですが、その方はキーワード検索で情報を集めていたところ『hirog』に辿り着いたとのこと。

こういうこともあるのだと思うと同時に検索エンジンについて思い起こしました。


今は検索エンジンで検索をかけると、個人のブログに辿り着くことが少なくありません。
ロボット検索(プログラムで自動的に情報をひっぱってくる)の場合、特にそういう傾向が強いと思います。


先日福岡のネットワーキングの際に、グーグルの講演の後の質問で「グーグルモバイル」で検索をかけると、ユーザーが求める情報に辿りつけないが、その点をグーグルはどう考えているのか?」というのがあったのですが、「パソコンの場合は相互リンクやユーザーアクセス履歴などに基づいて、一般のユーザーが求める情報が上位になるように考えられているのですが、モバイルの場合はそれが難しくてまだまだ満足のいくものにはなっていない」ということでした。
そういう意味で、普通の情報サイトも、個人のブログなどのページも同格に扱われてしまい、キーワードによっては個人のブログがトップに出たりするのです。


確かにグーグルにかかわらず、モバイル検索の場合、パソコン検索に比べて、情報整理という面においてまだまだ未熟なところがあります。

でもこれは逆に言えばまだチャンスもあるのではないかなと思います。
その辺の問題をクリアする技術なり、インターフェイスが開発されれば、グーグルに対抗できるようなものができるかも知れません。


ホームページで目的の情報に到達しやすくするためには、これまで「サイトマップ」や「ツリー構造」を表示しているところが多かったのですが、最近は普通のホームページ内においても、検索窓を用意していて、そのサイト内の目的の情報にすぐに到達しやすくしているケースが増えています。


どうして、こんなことをブログに書いているかというと、fonfunは中国においてモバイル検索エンジンサービスを提供していますが、それをなんとか日本にも応用できないかなともうかれこれ2年ぐらい考えているからです。


「ユーザーニーズ」や「ユーザーホスピタリティ」という観点から、既存のサービスをあらためて見直してみると、意外とビジネスチャンスがあるのではないかと思います。