表題の「アンドロイド」は人造人間のことではありません。
昨年11月に米国のグーグルが発表した、無料で提供する携帯電話向けソフトウェアのプラットフォームです。
携帯OSの一種でもあるので、マイクロソフトのWindows MobileやシンビアンのSymbian OSと競合する製品と言えます。
もっとも、アンドロイドの概要資料によると、OSだけではなく、ミドルウェア、ユーザーインターフェース、Webブラウザ、電話帳などのアプリケーション・ソフトウェアも含んだものとなっています。
もともと、米国にプラットフォームを開発するアンドロイド社という会社があり、2005年にグーグルがこの会社を買収して、研究開発を進めてきたため、アンドロイドという名称を使っているようです。
このアンドロイドを搭載した第一弾の携帯電話が10月に米国で発売されるという発表がありました。
発売するのは、ドイツテレコムの携帯子会社である「Tモバイル」。
発表によると、「iPhone」と同様、画面を指で操作できるほか、スライド式のキーボードを装備するとか。
値段も2万円弱と手頃な価格に設定して米国や欧州での拡販を狙っているそうです。
もともとTモバイルは、アンドロイドを発表した業界団体の主要メンバーとして入っていたこともあり、一番早いのではないかと言われていたのですが、日本ではまだ具体的に明らかになっている計画が無いだけに、欧米での売れ行きが気になるところです。
PCと携帯電話の境が無くなってきていますが、PCの概念をそのまま携帯に持ち込んでしまうとうまく行かなかったり、と融合は簡単ではないのが実情です。
IT製品で「何でもできる」というのは得てして「何をしていいのか分からない」という風になりがちだったりします。
私個人を含めて「アンドロイド」は我々の業界では関心が高いので期待も大きいのですが、結局は「一般消費者に受け入れられるか?」がすべてであり、ユーザービリティの問題になると思います。