米国の名門証券会社である「リーマン・ブラザーズ」が経営破たんに追い込まれました。

正直、個人的には政府が潰さないだろうと思っていたので、かなり驚きました。

今年の3月にJPモルガン・チェースが買収した「ベアー・スターンズ」は、公的支援が付いていたので、今回も結局はそうなるだろうと思っていたからです。

リーマン救済については、確かに国をあげて数日前から大手金融機関の首脳を集めて対策を協議していたようですが、最終的に「公的支援」が付かなかったために経営破たんという事態になったのです。

どうして、ベアーのときはOKでリーマンのときはNGだったのでしょうか。

あるメディアは、「米国は巨額の財政赤字を抱えており、リーマン支援はドル安が加速し、ひいては米国経済が崩壊する危険性があるため」と報じています。

もし、それが事実だとしたら、リーマンはツキが無かったとしか言いようがない感じです。

というか、リーマンの経営破たんは本日のような世界的な市場下落につながることは想像できたと思うので、それでも一時的なものになるだろうとの読みがあったのかも知れません。

リーマンが日本で知名度が増したのは、ライブドアによるニッポン放送株式取得の際の資金調達を支援したことでメディアで取り上げられたことが要因だと思います。

そういう意味では、日本ではあまり良いイメージが無いかも知れませんが、リーマンの東京支店は、アジアのヘッドオフィスでもあったため、かなり優良な業績を残していました。

今回の経営破たんで彼らがどうなってしまうのかが少し気になります。

リーマンのニュースで影を潜めてしまいましたが、同じ経営不安が噂されていたメリルリンチはバンク・オブ・アメリカに買収されることが報道されていました。
その買収額は500億ドルと言いますから巨額です。

片や経営破たん、片や5兆2500億円、この差は何なのでしょう。
ただ、間違いなく言えることは、米国の金融・証券会社に対する信用が世界的に落ちていることです。

株式市場が早期に回復することを祈りたいと思います。