5日の夜中からfonfunの主力サービスである「リモートメール」においてサーバが破損するという障害が起こってしまいました。
ユーザーの皆さんには多大なるご迷惑をお掛けしてしまい、本当に申し訳ありませんでした。


こういった事態が起こったとき、スタッフの自主的な行動がとても大事になってきますが、復旧作業に真剣に取り組んでいるスタッフを見て、「仕事」と「作業」の違いを思い起こしました。


「仕事」と「作業」の違いについては、研修などで説明があったりしますが、私なりの理解で言うと以下の通りです。


「仕事」とは、「目標」もしくは「目的」に対して「頭」と遣って目標・目的達成のための最適な「手段」を考え、それを「主体的」に「実行」すること、だと思います。


それに対して「作業」とは、言われたことやマニュアルに書いてあることを、そのとおりに行うこと、と言えるかと思います。


うちの会社では「バイト」から「社員」に登用するケースが少なくないのですが、その登用面接において、私が質問することに「社員とアルバイトとの違いは何だと思いますか?」というのがあります。

一番多い答えは「責任の大きさが違う」というもの。

もちろん、これも正解の一つだと思います。

ただ、先の「仕事」と「作業」の違い、を置き換えたことが「社員」と「アルバイト」にも言えるのではないかと思います。

「作業」をしているアルバイトが、言われたことや期待以上の成果を出したり、プラスアルファの付加価値を創り出したとき、社員としてやってもらえるという評価につながるのです。


阪急電鉄の創業者の言葉に「下足番を命じられたら、日本一の下足番になってみろ。そうしたら、誰も君を下足番にしておかぬ」というのがあります。

豊臣秀吉も、もともとは足軽の身分だったのが、ワラジを履く人が寒いだろうからと自分の身体で暖めるということをやって、織田信長に認められたという逸話がありますが、そういうことなのだと思います。


そして「仕事」をする上で、最も重要なものの一つに「問題解決能力」があります。
「仕事」はほとんどの場合、何らかの問題やハードルがあって、それを解決したりクリアすることにあります。
逆を言えば、「仕事」は難しいのが当然だし、大変だから「仕事」なのだと思います。


また、「仕事」に失敗はつきものですが、失敗から学ぶことが重要であって、「同じ間違いや失敗を繰り返さない」ことがポイントなのではないでしょうか。


こういうことを書いておきながら、うちの会社も自分も「同じ失敗を繰り返してしまっている」ことがあるので、その辺を意識していく必要があると思っています。