お盆に入ったからか、電車が空き空きで快適なのはいいのですが、お盆期間中でも休めない業種の人達もたくさんいると思います。
でも逆にそういう期間に休めない業種の人達ほど、報酬は多くなかったりします。
世の中には不条理なことがいくつかありますが、しばしば仕事による給与格差について疑問に思うことがあります。
よく業種別の報酬比較などのリサーチ結果が、雑誌やメディアなどで取り上げられていますが、一般的に「金融」「商社」「広告」「マスコミ」「IT」などは報酬が高い業種です。
逆に「看護婦」「介護士」「保育士」「理容師」「アパレル」「ホテル」「コミック」などの仕事は、ハードワークにもかかわらず報酬はかなり低いのが実態です。
これらの仕事では、ずっと立ちっ放しで朝か夜まで(ときおり夜勤も)働いているにもかかわらず、ベテランになるまでは月収10万~15万というのが少なくないのです。
需要と供給の関係でこれらの業種が人気が高いのかというと、相対的に見ればそうとも言えない気がします。
また、能力に応じて報酬が急激にあがるかというと、理容師でカリスマ理容師であったり、アパレルでも人気デザイナーとかであれば別格な収入があるのだとは思いますが、それはほんの一握りの話ですし、それをいうならもともと平均報酬が高い業種で経営陣に入った場合も別格な収入が得られる可能性があるわけで、そういうことでもないと思います。
知的労働は報酬が高くて肉体労働は報酬が低くてもいいというような考え方が根本にあったり、産業構造や業界慣習的なものが大きく影響しているように思います。
知的労働は確かに付加価値をつくるケースもありますが、商社とか広告業界などのようにマージン商売というのもあるわけで、付加価値という言葉で片付けられるものでもないと思います。
なんとなく不公平というか、かわいそうな気がします。
中国に行ってもよく思うのですが、中国ではマッサージ店は庶民店と外人向けの高級店で値段は3倍も違いますが、マッサージ師は高級店の場合、高級なユニフォームは着せられますが、報酬は一緒なのです。
付加価値の分の恩恵がスタッフに回ってこないというのはどうなのかなと思ってしまいます。