ITの業界では、様々な横文字や専門用語があります。
会社説明会をするとき、相手が個人投資家であればあるほど、会社を理解していただくにはどうしたらよいかと考えるのですが、その際にこの「横文字」がいつも課題となります。
かといって無理矢理日本語にしてしまうと、ニュアンスが違ってしまったり、逆に分かりにくくなってしまったり、というのもあるので翻訳には限界があるのです。
とりあえず、会社説明などで多様する言葉につき、今更ながら簡単に再確認しておきたいと思います。
まず、最も多用する「コンテンツ」と「サイト」。
「コンテンツ」は直訳すると「情報の内容・中身」ですが、中でも「デジタル」、特にエンターテインメント系のものに使うとしっくり来るようです。
「サイト」は分かりやすく言えば「ひとまとまりになったホームページ」。
特にPC向けのホームページを「Webサイト」、携帯向けのホームページを「モバイル(携帯)サイト」として使い分けをすることがあります。
我々の業界では、コンテンツとサイトをほぼ同義語で使うこともありますが、ニュアンスとしてはコンテンツというとエンターテインメントより、サイトは情報よりというのがある気がします。
次に「OEM」と「ASP」。
「OEM」は色んな業界で使われて久しいのでご存知の方が多いと思いますが「他社ブランドの製品を製造すること」。
例えばうちの会社のメールサービスである「リモートメール」は、バンダイネットワークス向けにメールサービスをOEM供給していますが、彼らはそれを「ガンダム@メール」としてユーザーに提供しています。
「ASP」もよく使われますが、簡単に言うと「インターネットを経由してユーザーが利用するソフトウェアやサービス」のことで、ユーザーが設備などを持たないでソフトを容易に利用できるのが特徴になります。
場合によってすごく広い意味に捉えられるので分かりにくい用語が「プラットフォーム」や「ソリューション」。
「プラットフォーム」は、語源がまわりの部分よりも高くなった水平で平らな場所をさす言葉であることから、階層構造全体の中の下のレイヤー(下部、底部)に位置するものを指します。
ITの業界では「ソフトウェアやコンテンツをのせる基盤」のことを指しますが、PCであれば「Windows」や「Mac」などのOSをプラットフォームと呼ぶこともあるし、携帯ゲーム機であれば「DS」や「PSP」、携帯電話であれば「Java」や「BREW」などを指して言うこともあります。
うちの会社では、「課金システム」や「認証システム」などのコンテンツやサービスの提供基盤となる仕組み全般を指して「プラットフォーム」という用語を使ったりします。
「ソリューション」は、直訳すれば「解決」であり、IT業界では「情報システム」を用いて顧客の悩みや問題を解決するものは皆「ソリューション」と呼んでいます。
そういう意味では「システムソリューション」という言葉の方が分かりやすいかも知れません。
このようにこれら二つの言葉は、幅の広い概念なので下手するとボヤけてしまうものの、逆にこれらの言葉に変わるしっくりくる言葉が見当たらないので、私も使っています。