最近、少しずつ会食などで看板の無い店を利用する機会が増えてきました。

以前は、そういう店は値段も分からないし、なんとなく近寄りがたい雰囲気があったのですが、そのお店の常連の人に連れて行っていただくと、マスターの方も気軽に話しかけてくださるので、抵抗感なく食事を楽しむことができます。

そういうお店は、大通りしか少し入った裏道にあるか、ビルの地下などにあるケースが多いので、一度行っただけでは分からなかったりします。

看板を出していない店は、一見さんお断りと同じようなイメージがあり、常連客がほとんどなので、そういう人たちがゆっくり過ごせたり、著名人がお忍びで利用できるようにしているのです。

逆に言えば、席数が限られているので、予約が必須だし、あまり飲みすぎたり、
マナーをわきまえない人達は、自然と居ずらくなります。

fonfunが先日から取り組んでいる料理教室ポータルサイト「クスパ」 のパーティでお会いした先生達の中には、教室以外に店舗を運営されている方も少なくなかったのですが、行ってみたいと思ってお店を尋ねると、ほとんどが「もう常連客
で予約がいっぱいなのでお教えできません」と言われてしまいました。

一方で、最近はこうったコンセプトのお店が増えていて、看板の無いお店の間でも競争が増えているようで、「ぐるなび」に登録されていたり、雑誌に掲載されたり、というケースも多くなってきたように感じます。

また、最近はブログなどが普及しているので、看板の無いお店の名前で検索をかけると出てくるようになってきました。
これが良いことなのか悪いことなのかは別として、お店のマスターは複雑な気持ちのようです。

いずれにせよ、看板の無い店は「マスターの人脈」、「味」、「雰囲気」のいずれかが成功の鍵を握っていて、これらは「口コミ」がベースとなっていることは間違いないと思います。