最近、私の中で少しずつ関心が高まってきているものに写真があります。
特に人物写真で、すごく奥が深いように感じています。


私は自分で言うのもなんですが、写真を撮るのがうまいというか建築を専攻していたせいか、構図設定が得意なようなのですが、人物の写真を撮るうえでは、次にどういうアクションや表情をするかという予測能力がとても大事な気がします。


逆に物質とか風景の撮影にはあまり魅力を感じません。
たまに旅行とかに行った知り合いが風景ばかりの写真を見せてくれることがありますが、やはり人物がいないと寂しい感じがするものです。


以前は一眼レフと全自動カメラの間には大きな乖離がありましたが、今ではオートでできることがだいぶ増えて携帯電話で400万画素が出せる時代ですから誰でも気軽に良い写真が取れる環境ができてきています。


写真をより身近なものにしてくれたのには、「プリクラ」と「写メ」の流行があると思います。
これに共通して言えるのは「コミュニケーション」というキーワードです。
リアルタイムで友情の証としてのプリクラであったり、自分が見たものをその瞬間に「写メ」で友達に送るなど、特別なシーンを記録として残すという従来の写真の意義とは異なる新しい意味をもった使い方です。


最近の流れとしてもう一つ忘れてはならないのが加工技術。
デジタル写真が一般的になった今は、逆に言うと加工が容易になってきています。
これについては個人的には複雑な気持ちがあります。
もちろん実物よりも綺麗に見せるという目的は否定しませんが、行き過ぎは現実を歪めてしまう恐れもあるように思います。


先日も知り合いの付き合いでとある写真室へ撮影に行ったのですが、加工技術が実にすばらしくて驚きました。
「夢を売る業界」には必要な技術だとは思いますので、結局は使い方かな、と思います。


でもこれだけ加工技術が発達すると、事前にメイクをする手間より後で加工する方が全然楽なのではないかとさえ思ってしまいます。


将来は趣味で写真をやってみたいです。