今週(先週)はバレンタインウィークだったためか、あちこちでチョコレートを目にしました。

中国ではバレンタインデーには男性から女性へプレゼントするのが一般的だというのは以前ブログ でも触れましたが、ちょっと違和感を感じるのは、バレンタインデーに「バレンタインデーおめでとう」と言われることが多いこと。

女性友達はもちろん、レストランのウェイトレスなどからも言われるのです。
「何がおめでたいのだろう?」と思ってしまうのは日本人だからでしょうか。

ところで中国ではバレンタインデーのことを「情人節」と言います。
これは中国では恋人のことを「情人」という習慣があることから来ているのですが、実は日本で言う「愛人」もまた中国では「情人」と言うのです。

このように中国語と日本語では同じ漢字でも意味が異なる紛らわしいものがいくつかあります。

まず、人の呼び名でいうと、「愛人」は中国語では普通既婚者の相手のことを言います。つまり「夫」か「妻」を指します。

私がドラマを見て中国語を独学していたときに紛らわしかったのが「娘」とか「老婆」という言葉。
中国では「娘」は「お母さん」、「老婆」は「奥さん」(日本流で言うなら女房というニュアンス)の意味になります。

中国語の「先生」は男性を呼ぶときの敬称であり、日本で言う「先生」に当たる言葉は「老師」。
また、「丈夫」は「主人」の意味です(既述の「老婆」に相対するのは「老公」(夫みたいなニュアンス))。

人の呼び名ではないですが、他に間違えやすい中国語は、

「手紙」⇒トイレットペーパー。日本語の手紙に相当するのは「信」。
「麻雀」⇒すずめ。日本語の麻雀に相当するのは「麻将」。
「汽車」⇒バス。日本語の汽車に相当するのは「火車」。
「東西」⇒物。
「走」⇒歩く。
「湯」⇒スープ。

などがあります。