夜にテレビをつけていたら「SMAP」の番組をやっていたのですが、SMAPは本当に息の長い人気グループだと思います。


SMAPがデビューしたのは1988年のことだそうですから、なんと20年前のことになります。
結成時11歳(香取さん)から15歳(中居さん)だった彼らは今や30代ですから青春時代から青年期までずっと芸能界をリードしてきているわけですから相当なものです。


SMAPが売れてきた頃には、いずれ同じ事務所の「たのきんトリオ」、「シブガキ隊」、「少年隊」のような運命を辿ると言われてきたのですが、それぞれの個性が良い意味で表に出るようになり、各人の味が出てきたのが効を奏したのではないかと思います。


新陳代謝の激しい芸能界で、人気を維持することは本当に大変だと思います。
昔ほどではないにせよ、業界の重鎮やメディア要人との良好な関係を維持しなければならないでしょうし、経済面などの後ろ立ても必要でしょう。
ファンがいればいいという世界ではないと思います。


同じく芸能界で活躍を続けている人としては「とんねるず」や「ダウンタウン」があります。
とんねるずは我々が高校生のときに一世を風靡した「夕焼けニャンニャン」のときから態度がでかくて人気のあるタレントを呼び捨てなどしていたため、いずれ潰されるだろうと言われていたコンビですが、一時期ほどの人気はないにせよ、未だに主役番組などを持っていることはすごいと思います。


芸人では、コンビの片方だけが売れっ子になるケースもあります。
「ビートたけし」はツービートというコンビのお笑いでしたし、「中山秀征」は「ABブラザーズ」というコンビの出身です。
相棒はどんな思いでブラウン管を見ているのでしょうか・・・。


昨年は「小島よしお」が一世を風靡した感があり、早速2008年の消えてなくなる芸人No.1に名前がつならっているようですが、それだけ人気を維持するのは難しいことの裏返しでもあります。


音楽でも先日の『hirog』で触れた「桑田佳祐」、「Mr.Children」のように長い間ヒット曲を出し続けられるアーティストもいますが、時代とともに移り変わる嗜好の中で、人気を維持できるというのは本当に尊敬します。


芸能界ほどではありませんが、顧客の嗜好の変化の中で戦っているのは我々産業界も同様です。
いつまでも昔のヒットにしがみついていたり、時代の変化についていけない企業は廃れていくと思います。


『fonfun』も新陳代謝と改革を続けながら「息の長い企業」にしていきたいものです。