たまに取材などで、生活信条について聞かれることがあります。
そんな時私は「『できない』ではなく『やる』こと」だと言っています。


「中国の田舎に開発拠点をつくる」という構想を思いついたときにも、周りからは「無理」とか「やめろ」という声が多かったのですが、私は誰もやっていないからこそやる価値があるのだから「絶対に実現してみせる」と心に誓い、合肥網村を立ち上げてきました。


今日会社の定例会で、会社が目指す方向性などについて説明する機会を設けたのですが、『fonfun』のミッションステートメント(会社の誓い)も「『できない』を『やる』に変える!」という宣言にしました。


「ソリューション」という言葉があります。
今ではかなり広義の意味の言葉ですが、もともとは「解決」という意味。つまり何らかの問題を解決することがソリューションです。


逆に言えば、仕事は作業では無い限り、ほとんどがソリューションです。
ソリューションが伴わない仕事は準社員の方々にやっていただくというのが、一般常識だと思います。


仕事で、一番重要なことは、障害や課題に面したとき、それを「どうやったら乗り越えられるのか?」「解決できるのか?」を考えることです。


例えば具体例として、高い収益が見込めそうなモバイル公式コンテンツの企画があったとします。
公式コンテンツですからキャリア(携帯会社)の審査を通す必要があります。

こんなとき、慣例や経験から、このコンテンツは企画の審査が通らないからNGと判断を下すときがあります。

でも簡単にNGを出す前に、「本当にキャリアの審査は通らないのか?」をあらためて問い直しをしてみることも大事ですし、もっと言うなら「どうしたらキャリアの審査を通せるのか?」という戦術を真剣に検討してみる必要があると思います。
実際、どうしてこのコンテンツが公式コンテンツになってるの? と驚くコンテンツは少なくないのです。


慣例や経験は「判断を下す」だけではなく、新しいソリューションを考える「ヒント」に使われるべきです。


もう一つの例。
画期的なサービスの企画があったとき、技術サイドにNGの判断を下されたらサービス化を断念せざるを得ません。


このときにも、技術サイドは「本当に実現する方法はないのか?」あるいは「若干仕様は変わるが、こういうことなら既存技術で実現できる」というような逆提案を検討してみる、ということはとても重要だと思います。


もちろん、技術サイドの役割として、「無理」なことは「無理」ということもまた必要なことですが、即時却下してしまうのか、一晩考えてみてやはり無理だという結論になるのか、のプロセスの違いは大きく、ときにこれが極めて大きな意義を持つこともあると思います。


「そんなことは無理に決まっている」「うちの会社のやることじゃない」「やっても無駄」、そういう言葉を発する前に、今一度冷静に本当にできないのかをあらためて問い直してみる・・・。


「実現する」ことを前提に、過去や障害となるものを疑ってみる、視点を変えてみる、こういったことは個人のスキル向上やキャリアアップにつながるだけではなく、画期的なサービスが生まれる一つの重要なファクターになるのではないかと思います。