身の回りにはビジネスのヒントがたくさん転がっていると思います。


日々目に入るものを、好奇心や疑問をもって見てみると、意外なところにマーケティングの参考になるものがあったり、ビジネスのネタがあったりするものです。


これは、常にアンテナを張っているか、漫然と時を過ごしているかによって、雲泥の差が出てくると思います。


人は環境や経験・知識にもとづく、自分なりのレンズを通して事象を見ているので、好奇心が少なくなり、常識的になればなるほど、そのレンズは曇り、あたらしい発見がしにくくなるものです。


企画やビジネスブレストなどで、詰まったときは、ひと休みして環境を変えたり、見る視点や角度を変えたりしてみると、意外な発見をすることがあったりします。


ビジネスとは少しそれるかも知れませんが、アルキメデスはお風呂から溢れる水を見て浮力の原理発見をしていますし、ニュートンがリンゴの実が木から落ちるのをみて「万有引力の法則」を発見したのは有名な話です。


また、「必要は発明の母」という名言がありますが、『fonfun』の「リモートメール」はまさしく、この発想から生まれたものです。


『fonfun』が八王子にオフィスがあった頃、都内に営業やMTGに行くと、半日や1日掛かりになります。
外出先でメールを読むときには、まずノートPCを開いて、電源を入れて、PHSをつないで、通信して、メールソフトを立ち上げて・・・という作業をしていたわけですが、1999年にiモードがスタートするとき、この仕組みを利用すれば、携帯だけでメールの読み書きが実現できるのではないか?と考えたのがきっかけなのです。


今やネットの普及で、情報はいくらでもあります・・・。
もちろん、情報には誤ったものや、質の悪いものもありますが、目的意識をもってみていると、そこにはビジネスのヒントがたくさん詰まっているように思います。


私もこのブログでたまに紹介していますが、日頃のニュースや情報、人の話などには、なるべく関心をもって、読んだり見たり聞くようにしています。


『fonfun』のキャッチフレーズである「Smart and Innovative」の名にふさわしい、新しい画期的なサービスをこれからも追求していきたいと思います。