中国に初めて来られた人が、領収書を見るといつも驚かれます。


というのは、中国の領収書は枚数が多く、しかもクジが付いているのです。





中国の領収書は、1枚1000元、500元、200元、100元、50元、20元、10元、5元、2元、1元と、いわば紙幣と同じように金額によって細かく分かれています。


店はそれぞれの金額の領収書を購入するので、すべての金額の領収書が常時備わっていることは稀で、結果枚数が増えるのです。


例えば500元の領収書が100元が5枚、もしくは50元が10枚といった感じです。
今までで枚数が最高だったのは、2000元の支払いに対して50元の領収書を40枚渡されたことです。とても財布に入る量ではありません(笑)。


クジが付いているのは、税金と深い関係があります。
店の税金は店の申告によるわけですが、その証憑として領収書があります。
よって、税務局としてはお店にきちんと領収書を発行してもらいたいという事情があります。


そこで考えたのがクジ付き領収書。これであればお客は領収書を欲しがるので、お店は領収書をきちんと買って発行しなかければならないというカラクリ。
懸賞好きの中国の国民性を考えた、優れたアイデアだと思います。


中国の領収書の不思議はまだあります。
まず、実際の金額と領収書の金額が一致していないことがたまにあります。


特に端数は省略されがちです。
1050元であれば1000元の領収書、345元であれば340元の領収書、のような感じです。

ここはさすがアバウトな中国の国民性を表していると思います。


また、お店の名前と領収書に押印されている印の名前が一致していることはほとんどありません。
これにては、会社とお店の名前が違かったり、他のお店のものを流用したり、政府や税金対策で会社を別に分けていたり、と理由は様々なようです。


極めつけは日付がほとんどついてません・・・。


今日のテーマとは直接関係ないのですが、タクシーにも領収書がありますが、これは上記のような領収書ではなく、タクシーに備え付けられた機械で打刻をする形式になっています(日本で言えばスーパーやコンビニの領収書に近い)。


私は、たまにタクシーに忘れ物をすることがあり、中国でも過去携帯や電子辞書を紛失したことがあるので、必ず領収書をもらうことにしているのですが、私は本当によくこの紙が無くなるシーンに出会います。


中国のタクシーは、このレシート紙の交換が面倒で、一旦機械を本体から取り出し、丸まったレシート紙の端を手で斜めに切って、機械に挿入するのですが、器用でない運転手はなかなか入りません。
ひどいときは5分ぐらい待つので結局レシートを受け取らずに降りることもしばしば。


ちなみに、このレシートの紙が無くなる瞬間に出会うのは、中国だけではなく、日本でもよく出会います。

これも何かの縁なのでしょうか・・・。