今日面白い記事を見つけました。
「刑務所の受刑者にソフトウェア開発をさせる」というものです。
ところで、受刑者は懲役というものがあるわけですが、これは独房に入るだけではなく、実際に刑務作業にあたるのです。
刑務作業は、受刑者の矯正や社会復帰を図るために行われているもので、生産作業、職業訓練、自営作業の3つに分かれるそうですが、この生産作業の過程で出来た成果物を販売するというプロセスがあります。
刑務作業は、1日に約6万4千人の人が就業していると言われ、その成果物は、小物雑貨から家具、伝統工芸にいたるまで幅広いジャンルに渡ります。
また、刑務作業は民間から受託をすることがあり、現在も約2,000社もの民間企業から仕事を請けているとか。
私も、刑務所作業製品の販売展示会というのを一度見たことがあるのですが、出来た製品は実に見事で、素人目にはプロとほとんど差がなくて驚いたことを覚えています。
ちなみに、刑務所作業製品は、一般的にはCAPIC(キャピック)製品と言われていて、専用のWEBサイトもあるようです。
http://www.e-capic.com/
前置きが長くなりましたが、この刑務作業でソフトウェアを開発するという試みが始まります。
よく考えると、今の時代になってもアナログ製品しかなかったのが不思議ですが、刑務所という場所を考えればソフトウェア開発というのは、画期的なことだと思います。
我々モバイル業界で考えた時には、特に少年院とかの若い人達に、コンテンツ開発も去ることながら、人手が足りないデバッグとかをやってもらえると大変有り難いなと思います。
刑務所から世界に通用するソフトウェアが出てきて、受刑者が一気にヒーローや億万長者になる(権利は国に帰属するのかな?)日も遠くないかも知れませんね。
ちなみに、このプロジェクトをやるのは、受刑者の就労支援業務を行っているプリズニーズ(おそらく受刑者「prison」と必要性「needs」を組み合わせた造語かと)という会社で、CSRの観点からもこの会社にも注目したいと思います。