表題を読んで皆さんは、とてもおいしいお店を想像されたでしょうか?


確かに「行列のできる店」というテーマでテレビの特集があったり、グルメ本が出版されているので、そういうイメージが強いかも知れません。

でも時と場合により「行列のできる店=おいしい店」とは言えないケースもあります。


昨日、新しくオープンした「新丸の内ビル」を訪れた人が11万人を超え、飲食店はどこもいっぱいでお茶すらできなかったようです。
新丸ビルは、丸ビルの隣に出来た商業ビルで、雑貨やレストランを中心に、テナントは153店舗も入っているそうです。
でもさすがに1日で11万人と言うと相当な人だったことでしょう(以前『hirog』で紹介した東京ミッドタウン は初日15万人)。


GW初日に私が行った「新宿高島屋」も、リニューアルでレストラン街に店舗数が増えたようなのですが、それ以上に人出が多かったため、レストラン街はどこも行列が出来ていました。

こういう人が集中した日は、どこも満員になるので、並んでいるからといっておいしいわけではありません。

でも、中を覗いてみると、店員の手際が悪いのか、店の戦術なのか、空席が残っていたりすることもあります。
戦術というのは、いつも並んでいるというイメージで客を煽るために、意図的にお客さんの入りを調整している店があるというのを耳にすることがあるのです。


遊園地やスキー場などの行楽地においても、人が並んでいることがありますが、食事の時間が集中して並んでいるだけで、味はお世辞にもおいしいとは言えないところがあったりします。
こういうところは、味が悪くても初めて来る人たちだけで営業が成り立ってしまうから困りものです。


一方でリピーターが無いとやっていけないような、繁華街の競合が多い場所や、路面店などでは、自然淘汰されておいしいお店だけが残っていくので、こういう場所で並んでいる場合はまず味は確かと思って良さそうです。


どうせ並んでまで入るのなら、おいしいお店で食べたいものです。