今日(26日)は「アジア・メディア・カンパニー・リミテッド」という会社が東証マザーズに上場しました。
野村証券主幹事のこのIPO、公募価格640円に対して初値672円、今日は752円で取引が終了しました。終値ベースの時価総額は393億といいスタートを切りました。
これは、実は日本の株式市場と中国企業にとって大きな意義があります。
これまでにも中国系企業としては、新華ファイナンスが上場をしていますが、同社は本社が香港にあり、中国市場に関する投資ツール(情報、コンサルティング)を提供する会社なので、実質的に中国で事業展開する企業とは言い難い部分があります。
そういう意味で「アジア・メディア・カンパニー」は、中国本土において事業を営む企業の日本市場での上場としては第1号になります。
ちなみに、本社登記はタックスヘイブンの英領バミューダ諸島となっていますが、中国企業は海外で上場するときのスタンダードになっています。
余談ですが、タックスヘイブンとは「租税回避地」という意味で、外国資本や外貨獲得の為に税金を優遇している国や地域のことで、「ヘイブン(Haven・避難所)」の意味であって「ヘブン(Heaven・天国)」ではありません。
同社は、テレビ番組ガイドをメインに事業展開している会社ですが、有価証券報告書を覗いてみると、株主には日系の商社や広告代理店も名を連ねているので、市場や主幹事証券会社も安心感があったのかもしれません。
(HPの日本語版は正直あまり評価できるものではありませんが・・・)
私は、同社の上場を皮切りに中国企業の日本上場は一気に加速すると見ています。
私が噂で聞いているだけでも、この後数社の実質中国企業の上場が続くようですし、ある日系メディアは、日本の主要な証券会社や証券取引所の情報を総合すると、今後1~2年のうちに12社の中国民営企業が日本上場を予定していると報じています。
市場を裏切らないパフォーマンスを出してくれると後発組みにとってもいいのですが・・・。
中国ファンの私としては、楽しみです。
うちの中国法人もいつの日か日本市場に上場できる日が来たら嬉しいと思います。