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毒にも薬にも

ビールが美味しい季節ですねこんにちは。
春夏秋冬朝昼晩花が咲くほど飲んでますが
やっぱりじめじめした季節になる前がいいですね。
辛いカレーとかと飲むと最高ですね。仕事してる場合じゃないぜ?

酒は百薬の長なので毎日欠かさず飲む様にしてますが、
僕には飲めない酒というものがありまして
その代表が赤ワイン。体がどうにも受け付けない感じ。

イタリアの料理とか歴史とか大好きなんで
いつか行きたいとは思っているものの、
それだけがちょっと心配です。
ビールで食べても美味しいでしょうけど
やっぱりワインに合うんだろうなぁ。

とりあえずイタリア関連の本で憂さを晴らします。
ますます行きたくなるのがオチですが。

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【神の代理人】
塩野七生(中公文庫)

ルネサンス時代、カトリックヒエラルキーの頂点にいた
法王たちの治世や人物を描いた作品。
当然、宗教と政治が中心的なトピックですが
塩野の筆により迫力のある人間ドラマになっています。

描かれている4人の法王の物語の中で僕のお気に入りは
アレッサンドロ6世の章です。
以前に書いた「わが友マキアヴェッリ」と時代や場所が重複するの
ですが、今回もサヴォナローラの事件を大きく扱っており、
法王とサヴォナローラの間で実際に交わされた往復書簡を中心に
物語を構成しています。

ところで、アレッサンドロ6世といえば「ボルジアの毒」で知られる
ボルジア家出身の法王です。特に彼と息子のチェーザレは謀略の鬼でして
政敵を蹴落とすためには手段を選ばず、よくワインに秘伝の毒薬を入れて
相手を殺したと伝えられています。(多分に伝説的で真偽不明ですが)

目的のために手段を選ばないというのは要するに
「シビアな現実主義者」の姿勢であり、
その目的が正しく手段が有効であるならばそれは
マキアヴェリズムと通じる政治思想といえます。
…というかこの親子の政治がマキアヴェリズムのモデルですね。

まあそんなわけでサヴォナローラが自滅してこの事件は終わります。
その地位の基礎を民衆の人気だけに頼ったサヴォナローラと
力でもってその地位を確固たるものにしようと考え、
教皇軍を創設を目指したボルジア家。
片や必然的に、片や悲運によってその試みは失敗しますが、
歴史好きにはたまらない対比だと思います。熱い。

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