今月23日(木)〜26日(日)の4日間にニューヨークからスペシャルなゲストをFOMEに招いてポップアップイベントを開催します。






“Private Collection”と題した今回のイベントは、ニューヨークを拠点にするショップ「By product」と「The Grotesque Archive」の二方をここ大阪中津に招待して、主にデザイナーズアーカイヴの洋服を店頭に並べます。

Byproductは、90年代から00年代のMiguel AdroverやLieve Van Gorp、Jurgi Persoonsといったファッションギークから伝説的なブランドとされていたインディペンデントなブランドを多数コレクションしており、これまでにオンラインやニューヨークでのポップアップショップを行ってきました。
またThe Grotesque Archiveは、2018年にショップをスタートし、歴史的なブランドからマイナーなブランドまで多数取り扱い、現在のファッションデザイナーのデザインソースとして、ファッション関係者から高い評価を受けています。

二店舗とも初来日となる今回のイベント。フライヤーに連ねられたブランドリストを目で追うだけで、ソワソワしてきます。

デザイナーズアーカイヴは、その商業的なフロウとは異なる時間軸を基軸にファッションを考える、いわば着るファッション史学。これは言い換えるとファッションデザインやデザイナーズカルチャーへの解像度を上げ、普遍的な価値を見出していく行為であり、それはすなわち現代のファッションシーンの文脈を紐解く手助けになると思います。







このイベントは、木原・佐々木がニューヨークに訪れた際by productのオーナーと出会い、彼らのコレクションの一部を見せてもらったことから始まりました。
FOMEもご存じの通りポップアップ時代からデザイナーズアーカイヴを度々取り扱ってきてこともあって、懐かしさと共に少しエモーショナルな記憶を思い出しながらこの文章を書いています。デザイナーズアーカイヴはFOMEにとっても切り離せない要素の一つです。
一時期のブームによって美化されラベリングされた盛り上がりも落ち着きつつあるいま、FOMEの目線を通して、今一度立ち返ってファッションデザインのオルタナティヴな魅力を再認識してもらえればと思います。






チラ見せ


ファッションギークの皆さんにはお馴染みのブランドから、これまで見聞きしたことのないような鬼マニアックなものまで、語り尽くせないエピソードマシマシの、珠玉のラインナップをご用意します。個々のアイテムについてブログで書くにはあまりに余白が足りないので、是非店頭でご覧ください。時間に余裕を持ってのご来店を強くお勧めします。

イベント期間中は二店舗のオーナーご両人も在店してくださります。この機会に各お店の空気感を感じ取りつつ、デザイナーズアーカイヴの世界にどっぷり浸かる体験をお楽しみください。

アツヒロ