早いもので、2024年GⅠ第1弾フェブラリーSの週となりました。

 

出られれば1番人気想定のオメガギネス(牡4)が

今のところは除外対象です。

 

1番人気などからの考察は出走馬が確定してから考えることにして、

まずはフェブラリーSの歴史から俯瞰してみたいと思います。

 

フェブラリーSがGⅠに昇格したのは1997年。

そして2000年にJCダートが創設され、

JRAダートGⅠが春秋2つ体制が整いました。

 

1997年 シンコウウインディ(牡4) 平安S①

1998年 グルメフロンティア(牡6) 中山金杯①

1999年 [地]メイセイオペラ(牡5) [地]東京大賞典②

 

時代の仕切り板として登場したのが、

[地]所属でJRA・GⅠを勝利した、未だ唯一の馬

[地]メイセイオペラ…

 

そして2000年以降はJCダート(現チャンピオンズC)との

相思相愛な関係が構築されていきます。

 

00年 ウイングアロー(牡5) JCD未出走
01年 (外)ノボトゥルー(牡5) JCD未出走/根岸S①
02年 (外)アグネスデジタル(牡5) JCD未出走
03年 ゴールドアリュール(牡4) JCD⑤
04年 アドマイヤドン(牡5) JCD②
05年 メイショウボーラー(牡4) JCD未出走/根岸S①
06年 カネヒキリ(牡4) JCD①
07年 サンライズバッカス(牡5) JCD⑤
08年 ヴァーミリアン(牡6) JCD①
09年 サクセスブロッケン(牡4) JCD⑧
10年 エスポワールシチー(牡5) JCD①
11年 トランセンド(牡5) JCD①
12年 (外)テスタマッサ(牡6) JCD⑫

 

そして2013年に唯一のダートGⅡであった

東海Sが1月に移設してフェブラリーSの

ステップ競争化することで、

JCダートとの関係性が大きく変化します。

 

JCダート経由馬は1着出来ても、

JCダート1着馬はフェブラリーSで1着出来なくなりました。

 

代わりに根岸S・東海Sの両ステップ重賞が台頭してきます。

 

13年 グレープブランデー(牡5) JCD⑤/東海S①
14年 コパノリッキー(牡4) JCD未出走
15年 コパノリッキー(牡5) JCD⑫/東海S①
16年 モーニン(牡4) JCD未出走/根岸S①
17年 ゴールドドリーム(牡4) JCD⑫
18年 ノンコノユメ(セン6) JCD⑨/根岸S①
19年 インティ(牡5) JCD未出走/東海S①
20年 (外)モズアスコット(牡6) JCD未出走/根岸S①
21年 (外)カフェファラオ(牡4) JCD⑥
22年 (外)カフェファラオ(牡5) JCD⑪
23年 (外)レモンポップ(牡5) JCD未出走/根岸S①
 

因みに根岸S1着馬不在年は、03・13・15年

03年 ゴールドアリュール(牡5) JCD⑤/当日1人気

13年 グレープブランデー(牡6) JCD⑤/東海S①/当日3人気
15年 コパノリッキー(牡6) JCD⑫/東海S①/当日1人気

 

東海Sが1月に移設以降は、東海S1着馬がフェブラリーS1着。

 

一方、東海S1着馬不在年は、17・20・23年

17年 ゴールドドリーム(牡5) JCD⑫/当日2人気
20年 (外)モズアスコット(牡7) JCD未出走/根岸S①/当日1人気

23年 (外)レモンポップ(牡5) JCD未出走/根岸S①/当日1人気

 

17年の根岸S1着馬=カフジテイクは前年チャンピオンズS出走馬。

モズアスコットとレモンポップは未出走。

未出走かつ当日1人気なら根岸S1着馬がフェブラリーS1着。

 

互いに不在を補い合っている状況と言えます。

 

そして今年は…

チャンピオンズS1着馬(外)レモンポップ=不出走

根岸S1着馬エンペラーワケア=不出走

東海S1着馬ウィリアムバローズ=不出走

 

東海S移設以降、初めての出走構成となります。

 

移設以前で唯一の根岸S1着馬不在年=03年を

サンプルと考えるならば、

03年 ゴールドアリュール(牡4)

[地]JCダービー①/JCD⑤/[地]東京大賞典①/当日1人気

 

[地]JCダービー1着馬=[地]ミックファイア(牡4)が

[地]メイセイオペラ以来の[地]優勝を飾るのか?

 

出走出来れば当日1人気濃厚のオメガギネス(牡4)なのか?

 

3歳でチャンピオンズSに挑戦したドゥラエレーデ(牡4)なのか?

 

非常に考察のし甲斐がありそうですね!