前回までは有馬記念をダービー馬からの視点で
歴史を紐解いて考察してみましたが、
ついでに天皇賞からも少し見ておきましょう。
【天皇賞(春)】
1956 | メイヂヒカリ | 牡4 | 1着1人 | 朝日杯①/菊花賞① |
1957 | キタノオー | 牡4 | - | 朝日杯①/菊花賞① |
1958 | オンワードゼア | 牡4 | 1着2人 | |
1959 | トサオー | 牡4 | - | |
1960 | クリペロ | 牡5 | - | |
1961 | ヤマニンモアー | 牡4 | - | |
1962 | (地)オンスロート | 牡5 | 1着2人 | |
1963 | コレヒサ | 牡4 | - | |
1964 | ヒカルポーラ | 牡5 | 5着1人 | |
1965 | アサホコ | 牡5 | - | |
1966 | ハクズイコウ | 牡5 | 7着1人 | |
1967 | スピードシンボリ | 牡4 | 4着1人 | |
1968 | (地)ヒカルタカイ | 牡4 | - | |
1969 | タケシバオー | 牡4 | - | |
1970 | リキエイカン | 牡4 | - | 阪神3歳① |
1971 | メジロムサシ | 牡4 | 5着1人 | |
1972 | ベルワイド | 牡4 | 13着2人 | |
1973 | タイテエム | 牡4 | - | |
1974 | タケホープ | 牡4 | 3着1人 | ダービー① |
1975 | イチフジイサミ | 牡5 | - | |
1976 | エリモジョージ | 牡4 | 6着2人 | |
1977 | テンポイント | 牡4 | 1着1人 | 阪神3歳① |
1978 | グリーングラス | 牡5 | 6着3人 | 菊花賞① |
1979 | カシュウチカラ | 牡6 | 14着12人 | |
1980 | ニチドウタロー | 牡4 | - | |
<天皇賞馬再出走可> | ||||
1981 | カツラノハイセイコ | 牡5 | - | ダービー① |
1982 | モンテプリンス | 牡5 | 11着5人 | |
1983 | アンバーシャダイ | 牡6 | 3着1人 | |
<グレード制> | ||||
1984 | モンテファスト | 牡6 | - | |
1985 | シンボリルドルフ | 牡4 | 1着1人 | 皐月①優駿①菊①/有馬① |
1986 | クシロキング | 牡4 | 10着5人 | |
1987 | ミホシンザン | 牡5 | - | 皐月賞①/菊花賞① |
1988 | タマモクロス | 牡4 | 2着1人 | |
1989 | (地)イナリワン | 牡5 | 1着4人 | |
1990 | スーパークリーク | 牡5 | - | 菊花賞①/秋天① |
1991 | メジロマックイーン | 牡4 | 2着1人 | 菊花賞① |
1992 | メジロマックイーン | 牡5 | - | 菊花賞① |
1993 | ライスシャワー | 牡4 | 8着5人 | 菊花賞① |
1994 | ビワハヤヒデ | 牡4 | - | 菊花賞① |
1995 | ライスシャワー | 牡6 | - | 菊花賞① |
1996 | サクラローレル | 牡5 | 1着1人 | |
1997 | マヤノトップガン | 牡5 | - | 菊花賞①/有馬① |
1998 | メジロブライト | 牡4 | 2着3人 | |
1999 | スペシャルウィーク | 牡4 | 2着2人 | ダービー① |
2000 | テイエムオペラオー | 牡4 | 1着1人 | 皐月賞① |
<馬齢変更> | ||||
2001 | テイエムオペラオー | 牡5 | 5着1人 | 皐月①/春天①宝塚① 秋天①JC①有馬① |
2002 | マンハッタンカフェ | 牡4 | - | 菊花賞①/有馬① |
2003 | ヒシミラクル | 牡4 | - | 菊花賞① |
2004 | イングランディーレ | 牡5 | - | |
2005 | スズカマンボ | 牡4 | 10着7人 | |
2006 | ディープインパクト | 牡4 | 1着1人 | 皐月①ダービー①菊① |
2007 | メイショウサムソン | 牡4 | 8着1人 | 皐月賞①/ダービー① |
2009 | マイネルキッツ | 牡6 | 5着12人 | |
<完全国際GⅠ化> | ||||
2010 | ジャガーメイル | 牡6 | - | |
2011 | ヒルノダムール | 牡4 | 6着8人 | |
2012 | ビートブラック | 牡5 | 9着8人 | |
2013 | フェノーメノ | 牡4 | - | |
2014 | フェノーメノ | 牡5 | 10着6人 | 春天① |
2015 | ゴールドシップ | 牡6 | 8着1人 | 菊花賞① |
2016 | キタサンブラック | 牡4 | 2着2人 | 菊花賞① |
2017 | キタサンブラック | 牡5 | 1着1人 | 菊①/春天①JC①大阪① |
2018 | レインボーライン | 牡5 | - | |
2019 | フィエールマン | 牡4 | 4着6人 | 菊花賞① |
2020 | フィエールマン | 牡5 | 3着2人 | 菊花賞①/春天① |
2021 | ワールドプレミア | 牡5 | - | 菊花賞① |
2022 | タイトルホルダー | 牡4 | 9着2人 | 菊花賞① |
2023 | ジャスティンパレス | 牡4 | 4着1人 |
※その年の春天を勝つまでに所持していたGⅠ歴を併記しています。
(春天後に勝ったGⅠはスペースの都合上記載していません。)
まず当年の春天馬がその年の有馬を勝ったのは68回中10回。
グレード制以前は3回、その後国際GⅠ以前(06年)までで5回。
国際GⅠ化以降はキタサンブラックのみ、となっています。
再出走できなかった天皇賞馬の新たな目標として
創設された有馬記念ですが、春の天皇賞馬は
思ったより勝たせてもらえていませんね。
次に秋天馬を見てみます。
【天皇賞(秋)】
1956 | (地)ミツドフアーム | 牡5 | 3着7人 | |
1957 | ハクチカラ | 牡4 | 1着1人 | ダービー① |
1958 | セルローズ | 牝4 | - | |
1959 | ガーネツト | 牝4 | 1着9人 | |
1960 | オーテモン | 牡5 | 2着1人 | |
1961 | (地)タカマガハラ | 牡4 | 2着5人 | |
1962 | クリヒデ | 牝4 | - | |
1963 | リユウフオーレル | 牡4 | 1着2人 | 宝塚① |
1964 | ヤマトキョウダイ | 牡4 | 1着3人 | |
1965 | シンザン | 牡4 | 1着1人 | 皐月①優駿①菊①/宝塚① |
1966 | コレヒデ | 牡4 | 1着2人 | |
1967 | カブトシロー | 牡5 | 1着4人 | |
1968 | ニットエイト | 牡4 | - | 菊花賞① |
1969 | メジロタイヨウ | 牡5 | 4着4人 | |
1970 | メジロアサマ | 牡4 | 5着2人 | |
1971 | トウメイ | 牝5 | 1着2人 | |
1972 | ヤマニンウエーブ | 牡5 | - | |
1973 | タニノチカラ | 牡4 | 4着2人 | (→74有馬①) |
1974 | カミノテシオ | 牡4 | - | |
1975 | フジノパーシア | 牡4 | 2着1人 | |
1976 | アイフル | 牡5 | 3着4人 | |
1977 | ホクトボーイ | 牡4 | - | |
1978 | テンメイ | 牡4 | - | |
1979 | スリージャイアンツ | 牡4 | - | |
1980 | プリテイキャスト | 牝5 | 12着7人 | |
<天皇賞馬再出走可> | ||||
1981 | ホウヨウボーイ | 牡6 | 2着1人 | |
1982 | メジロティターン | 牡4 | 8着2人 | |
1983 | キョウエイプロミス | 牡6 | - | |
<グレード制> | ||||
1984 | ミスターシービー | 牡4 | 3着2人 | 皐月①ダービー①菊① |
1985 | ギャロップダイナ | 牡5 | 5着3人 | |
1986 | サクラユタカオー | 牡4 | 6着3人 | |
1987 | ニッポーテイオー | 牡4 | - | |
1988 | タマモクロス | 牡4 | 2着1人 | |
1989 | スーパークリーク | 牡4 | 2着2人 | 菊花賞① |
1990 | ヤエノムテキ | 牡5 | 7着6人 | 皐月賞① |
1991 | プレクラスニー | 牡4 | 4着3人 | |
1992 | レッツゴーターキン | 牡5 | 4着10人 | |
1993 | ヤマニンゼファー | 牡5 | - | |
1994 | ネーハイシーザー | 牡4 | 9着2人 | |
1995 | サクラチトセオー | 牡5 | 3着4人 | |
1996 | バブルガムフェロー | 牡3 | - | 朝日杯① |
1997 | エアグルーヴ | 牝4 | 3着2人 | オークス① |
1998 | オフサイドトラップ | 牡7 | 10着8人 | |
1999 | スペシャルウィーク | 牡4 | 2着2人 | ダービー①/春天① |
2000 | テイエムオペラオー | 牡4 | 1着1人 | 皐月賞①/春天①宝塚① |
<馬齢変更> | ||||
2001 | アグネスデジタル | 牡4 | - | マイルCS① |
2002 | シンボリクリスエス | 牡3 | 1着2人 | |
2003 | シンボリクリスエス | 牡4 | 1着1人 | 秋天①有馬① |
2004 | ゼンノロブロイ | 牡4 | 1着1人 | |
2005 | ヘヴンリーロマンス | 牝5 | 6着8人 | |
2006 | ダイワメジャー | 牡5 | 3着3人 | 皐月賞① |
2007 | メイショウサムソン | 牡4 | 8着1人 | 皐月賞①ダービー①/春天① |
2008 | ウオッカ | 牝4 | - | 阪神JF①ダービー① |
2009 | カンパニー | 牡8 | - | |
<完全国際GⅠ化> | ||||
2010 | ブエナビスタ | 牝4 | 2着1人 | 阪神JF①桜①樫①/VM① |
2011 | トーセンジョーダン | 牡5 | 5着3人 | |
2012 | エイシンフラッシュ | 牡5 | 4着3人 | ダービー① |
2013 | ジャスタウェイ | 牡4 | - | |
2014 | スピルバーグ | 牡5 | - | |
2015 | ラブリーデイ | 牡5 | 5着2人 | 宝塚① |
2016 | モーリス | 牡5 | - | |
2017 | キタサンブラック | 牡5 | 1着1人 | 菊①/春天①JC①/大阪①春天① |
2018 | レイデオロ | 牡4 | 2着1人 | ダービー① |
2019 | アーモンドアイ | 牝4 | 9着1人 | 牝三冠/JC①ドバイ① |
2020 | アーモンドアイ | 牝5 | - | 牝三冠/JC①ドバイ①秋天① |
2021 | エフフォーリア | 牡3 | 1着1人 | 皐月賞① |
2022 | イクイノックス | 牡3 | 1着1人 | |
2023 | イクイノックス | 牡4 | - | 秋天①有馬①/ドバイ①宝塚① |
当年秋天馬の有馬勝利は15回と意外にも春天馬より多いです。
グレード制以前は8回、その後旧馬齢時代(00年)までは
春天馬でもあるテイエムオペラオーただ1頭。
新馬齢(01年)以降は再び勝てるようになり6頭という状況。
同年春秋連覇馬もオペラオー・キタサンの2頭が居ますので、
当年天皇賞が当年有馬記念を勝ったのは、
春天馬=10回/秋天馬=15回/連覇馬=2頭
ということで、全68回中、23回となっています。
ただし23回の優勝の内、グレード制以前で12回…
もっと絞るとスピードシンボリの連覇以前で10回ですので、
グレード制以降の40回では11回となります。
グレード制以前=12/28 勝率約43%
グレード制以後=11/40 勝率約28%
前回までの考察通り、シンボリルドルフ出現の前後で
有馬記念の様相が大きく変化したと考えられます。
特にスピードシンボリ以前の第1回から13回までで、
実に天皇賞馬は10勝(春3勝/秋7勝)していますので、
スピードシンボリ連覇時代(69・70年)から
既に有馬記念の変革は始まっていたと言えるでしょう。
因みにスピードシンボリは【春天馬】ですが、
春天を勝った4歳時ではなく、6・7歳時に連覇しています。
つまり【当年天皇賞馬】ではない天皇賞馬であり、
このタイプの天皇賞馬が有馬を制した初めての馬でもあります。
この点でもグレード制以前の「仕切り」とされたのでしょう。
ここまでは単なるデータの羅列と集積に過ぎないわけですが、
それでも天皇賞馬の勝率には意図的な偏りを感じます。
という訳で、まずグレード制以降の春天馬を見てみます。
85年シンボリルルドルフ(牡4) 皐月①ダービー①菊①有馬①/JC①
89年(地)イナリワン(牡5) 宝塚①
96年サクラローレル(牡5)
00年テイエムオペラオー(牡4) 皐月①/宝塚①/秋天①/JC①
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
06年ディープインパクト(牡4) 皐月①ダービー①菊①/宝塚①JC①
17年キタサンブラック(牡5) 菊①/春天①JC①/大阪①秋天①
4歳春天馬=皐月賞1着歴と当年JC1着歴を共有。
5歳春天馬=旧馬齢時代(~00年)はクラシック未出走馬。
新馬齢時代はクラシック+JC1着歴(4歳馬と同じ)。
ルドルフが古馬で勝利したGⅠが【春天とJC】であることから、
恐らく4歳春天馬の有馬1着条件に【JC1着歴】が必要なのでしょう。
逆に1頭も勝たせてもらえていないのが【JC未勝利の菊花賞馬】。
ミホシンザン・クリーク・マックイーンを始め、
ライス・ビワ・マヤノ・カフェ・ミラクル…
ゴルシ・フィエールマン、ワールドにタイトルと
数々の名馬が敗退を繰り返しています。
16年4歳時のキタサンブラック(牡4)も、
「菊①→春天①→JC①」というルドルフ戦績で臨んだ有馬記念でしたが、
サトノダイヤモンドの2着(2人気)に敗退してしまいました。
ルドルフ以外に4歳春天馬で有馬を勝ったオペラオー・ディープが
【ルドルフが勝利出来なかったGⅠ(宝塚)】を勝っていること、
キタサンが5歳時に【大阪杯・秋天】を勝っていることから
クラシック既勝馬が春天馬が有馬を勝つには…
【ルドルフ未勝利GⅠ+勝利GⅠ(JC)】
が必要なのではないでしょうか。
5歳時のオペラオーは【春天】しか勝てておらず、
新たに【ルドルフ未勝利GⅠ】を勝てなかったことが
敗因なのではないかと推察されます。
昨年のジャスティンパレス(牡4)では完全に戦歴不足ですので、
本命視したことは大きな反省点です。
あとは上記を満たしていながら勝てなかった馬ですが…
99年のスペシャルウィーク(牡4)は、
「ダービー①→春天①→秋天①→JC①」という戦歴でしたが、
(外)グラスワンダーの2着(2人気)に敗退。
また07年のメイショウサムソン(牡4)が、
「ダービー①→春天①→秋天①」という戦歴で有馬に出走も
マツリダゴッホの8着(1人気)と期待を裏切りました。
これらの馬と優勝馬の違いは…
84年シンボリルドルフ(牡4) ファン投票1位/当日1人気
00年テイエムオペラオー(牡4) ファン投票1位/当日1人気
06年ディープインパクト(牡4) ファン投票1位/当日1人気
17年キタサンブラック(牡5) ファン投票1位/当日1人気
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
99年スペシャルウィーク(牡4) ファン投票1位/当日2人気
07年メイショウサムソン(牡4) ファン投票2位/当日1人気
16年キタサンブラック(牡4) ファン投票1位/当日2人気
【ファン投票】と【当日1人気】の両方を満たす必要もありそうです。
この時に考えたいのが…
88年タマモクロス(牡4) ファン投票1位/当日1人気
彼も「春天①→宝塚①→秋天①」と【ルドルフ勝利+未勝利GⅠ】
という条件を満たしながら、(地)オグリキャップの2着に敗退。
【クラシック未出走/GⅠ初出走=春天(1着)】
というタマモの個性と一致する有馬優勝馬が、
(地)イナリワン・サクラローレルの【5歳馬】のみである事から、
【4歳春天馬=クラシック1着歴】も必須なのかもしれません。
次に秋天馬を見てみます。
グレード制以前は春天馬以上に勝たせてもらっていたり、
ダービー馬は春天ではなく秋天を勝って来ていたりと
有馬記念へのメインルートとして機能していました。
しかしシンボリルドルフが秋天を敗退してから、
新馬齢時代を迎えるまで完全に封印されていました。
そんな秋天馬ルートに光をもたらしたのが
02年(外)シンボリクリスエス(牡3)でした。
02年(外)シンボリクリスエス(牡3) ダービー②(3人気)JC③(1人気)
03年(外)シンボリクリスエス(牡4) ダービー②(3人気)JC③(1人気)
04年ゼンノロブロイ(牡4) ダービー②(3人気)/JC①(1人気)
17年キタサンブラック(牡5) 菊①/春天①JC①/大阪①春天①JC③(1人気)
21年エフフォーリア(牡3) 皐月賞①ダービー②(1人気)
22年イクイノックス(牡3) 皐月賞②ダービー②(2人気)
見ての通り、当年春天馬でもあるキタサンブラックを除けば、
全馬【ダービー2着馬】です。
ルドルフ=【ダービー1着】【秋天2着】
クリスエス=【ダービー2着】【秋天1着】
秋天馬がルドルフの呪いを回避する方法なのかもしれません。
ウオッカもブエナビスタもアーモンドアイも…
【3歳東京2400mGⅠ】を【1着】している点で
NGだったと考えられます。
そしてイクイノックス以外は【当年東京2400mGⅠ1人気】を所持。
02年(外)シンボリクリスエス(牡3) 秋天3人気
03年(外)シンボリクリスエス(牡4) 秋天1人気
04年ゼンノロブロイ(牡4) 秋天1人気
17年キタサンブラック(牡5) 秋天1人気
21年エフフォーリア(牡3) 秋天3人気
22年イクイノックス(牡3) 秋天1人気
通常4歳馬以上に求められる【秋天1人気歴】を
3歳時に所持したイクイノックス…
これ故に【当年東京2400mGⅠ1人気】を免除されたのでしょうか。
更にファン投票と当日人気も見てみますと…
02年(外)シンボリクリスエス(牡3) ファン投票2位/当日2人気
03年(外)シンボリクリスエス(牡4) ファン投票1位/当日1人気
04年ゼンノロブロイ(牡4) ファン投票1位/当日1人気
17年キタサンブラック(牡5) ファン投票1位/当日1人気
21年エフフォーリア(牡3) ファン投票1位/当日1人気
22年イクイノックス(牡3) ファン投票3位/当日1人気
02年クリスエスを除いてすべて当日1番人気を獲得。
当年の秋天は【中山開催】であり、
通常の【東京開催・秋天馬】には
【当日1人気】が求められている模様です。
これら有馬1着馬以外に有馬当日1人気だった秋天馬は…
88年タマモクロス(牡4) ファン投票1位/当日1人気/有馬2着
00年テイエムオペラオー(牡4) ファン投票1位/当日1人気/有馬5着
07年メイショウサムソン(牡4) ファン投票2位/当日1人気/有馬8着
10年ブエナビスタ(牝4) ファン投票1位/当日1人気/有馬2着
18年レイデオロ(牡4) ファン投票1位/当日1人気/有馬2着
19年アーモンドアイ(牝4) ファン投票1位/当日1人気/有馬9着
すべて【春天馬】か【ダービーorオークス1着馬】です。
各馬に対する考察は既に済んでいるので割愛します。
更にルドルフ以降、オペラオー出走時(00年)まで
当年秋天馬が有馬当日1番人気になったケースはありません。
通常(東京開催)の秋天馬にとっては必須要素だと考えられますね。
という訳で春秋天皇賞馬について考察してみました。
長くて申し訳ありませんが、今回の考察から
春天時や秋天時の段階で有馬記念での1着席の可能性を図れる…
という点では少しはお役に立てるでのはないでしょうか。
【追記】
完全に私事なのですが、本日1/31に愛犬が旅立ちました。
13年半も一緒に居てくれたので満足しなければ罰が当たりそうですが、
それでももう少し一緒に居たかったです。
寂しくて、寂しくて…少しでもその思いを紛らわせたくて
今回のブログを書いた為、もしかしたら大きな間違いがあるかも知れません。
その折にはそっとご指摘頂けますと有難いです。
…あ、1週間前に書き始めた記事なので
投稿日時が1/24になってしまうのですね(^^;