今回も直前に(外)シンエンペラーからレガレイラに
1番人気が入れ替わり1着席に就きました。
牡馬が出走できる2歳GⅠを牝馬が優勝したのは、
グレード制以降では初めてのことで、
80年朝日杯3歳S テンモン(牝2)
以来の事となります。
牡牝戦だった頃の阪神3歳Sは、
79年ラフオンテース(牝2)が最後です。
いずれにしても【GⅠ】の格付けを得てからは
初めての事となります。
テンモンは桜花賞2着後にオークスを1着…
レガレイラには皐月賞出走の噂もありますが、
来年の動向が非常に楽しみですね。
因みに翌年の牡馬クラシックは…
81年皐月賞1着=カツトップエース 16人気
81年ダービー1着=カツトップエース 3人気
81年菊花賞1着=ミナガワマンナ 14人気
朝日杯3歳Sでテンモンの10着に敗れた
カツトップエースが超人気薄で皐月賞を制すと、
ダービーも制して2冠馬に輝きました。
97年サニーブライアンのサンプルのような馬ですね。
更にカツトップエースは菊花賞には出走せず、
ダービーで引退してしまった点もサニーブライアンと一緒。
菊花賞を制したのはダービーを8着に敗れた
これまた超人気薄のミナガワマンナ。
97年もダービーを7着に敗れたマチカネフクキタルが
神戸新聞杯→京都新聞杯を連勝して優勝。
来年はこうした「リベンジ馬」が活躍するかもしれませんね。
話を【ホープフルS】に戻しますと、
まず【牝馬出走年】から17年をサンプルで考えました。
17年1着タイムフライヤー 未勝利①→萩S①→京都2歳②1人/当日1人気
17年2着ジャンダルム 新馬①→デイリー杯①/当日4人気
1着馬=当日1人気/前走馬齢重賞1人気連対歴
この前提条件に対しレガレイラが1番人気なら…
・当日1人気=レガレイラ
・前走馬齢重賞1人気=(外)シンエンペラーorレガレイラ(別定OP)
そしてタイムフライヤーが前走2着歴なら
「アイビーS3着」のレガレイラの方が1着に相応しそうです。
(外)シンエンペラーは2着=ジャンダルム型だったようですね。
また【東スポ2歳S】からの視点での分類で、
【東スポ2歳1着馬=不在/京都2歳1着馬=出走】該当年から
【京都2歳S1着馬=連対人気】年度で分類しましたが、
これが誤りでした。
正解は【当日1番人気馬】での分類だったようで、
京都2歳S1着馬の1着時の人気はさておき、
上記該当年を【当日1人気馬=第2馬齢デビュー】
という項目で細分化するとサンプルは以下の通り。
10年1着ダノンバラード 第2馬齢新馬①(1人気)→京都2歳S③(1人気)
23年1着レガレイラ 第1馬齢新馬①(1人気)→アイビーS③(1人気)
第2馬齢での連勝歴故に【55k→55k】だったダノンに対し、
レガレイラが牡馬なら【55k→56k】の筈のローテーションを
【55k→55k】で走ってきたとことがニクいですね。
そして私は直前まで見落としていたのですが、
レガレイラも今秋のトレンドの【生涯オール1人気馬】でした。
更に2・3着馬も見てみますと…
10年2着オールアズワン 第1馬齢未勝利①(54k)→札幌2歳S①(55k)
23年2着(外)シンエンペラー 第2馬齢新馬①(56k)→京都2歳S①(56k)
初勝利から馬齢重賞の連勝馬が2着。
ですが【54k→55k】と斤量を1k上げオールアズワンに対し、
(外)シンエンペラーは【56k→56k】でした。
取消したゴンバデカーブースは…
第1馬齢新馬①(55k)→サウジアラビアRC①(56k)
ですので、本当は彼が2着馬だったのではないですかね?
10年3着コティリオン 2着同枠
23年3着サンライズジパング 2着同枠
戦歴を比較すると共通点が見い出しづらい2頭ですが、
【2着同枠】という部分を共有しています。
サンライズジパングは出走馬中、唯一の【57k】を背負った馬。
この点をもっと重視していれば良かったと反省しています。
というわけで2023年の中央競馬もこれにて閉幕です。
とりとめのない駄文にお付き合い頂いた皆さま、
本当に有難うございました。
私の予想方法ですと、どうしても当日の1番人気馬に
左右されてしまう事が多いのですが、
今年は最後まで1番人気が分かりづらいレースが多く、
非常にしゃっきりしない記事ばかりになってしまいました。
もう少し【過去】の分析だけでなく、
【未来】の予測を立てる実力をつけられれば、
最終的な1番人気馬も見通しを立てることが出来て、
記事の内容も充実させることが出来ると思います。
来年はその点をを頑張っていこうと思いますので、
よかったらまた是非お付き合いください。
それでは皆様、良いお年をお迎えください。
来年も何卒よろしくお願い申し上げます。