昨日疲れて布団に倒れていまして💦
ハッと気がついたら
3歳の次男が隣で寝ていましたキューン
 
 
 
あれ…❓髪にゴミが…知らんぷり
 
 
 
とよく見ると

はね…❓

多分、枕の中に入っている羽だと思いますが

なんだか幸せな気持ちになりましたニコニコ飛び出すハート

 

 

栗焼き芋紅葉月見イチョウ

 

 

さて前回の続きになります

記憶力を強化するためには

どうしたらいいのか❓

 

 

重要なのは

「❶感情」「❷興味」「❸出力」

の3つになります

 

 

前回の記事の繰り返しになりますが

「意味記憶」は感情を伴わない

どちらかというと他人事の情報

単なる知識

「エピソード記憶」は時間、場所、感情を伴う

自分に関係する情報になります

 

 

 

「意味記憶」は自分に関係のないことのため

覚えようと意識しないと頭に残りませんし

せっかく覚えてもなかなか

思い出せないことがあります

 

 

 

一方の「エピソード記憶」は

色々と付随する情報が多いために

記憶に残りやすく

想起しやすいのが特徴です

*ただし思い出す度に書き換えも

起こりやすいというデメリットもあります💦

 

 

 

海馬の発達により

大人が丸暗記(意味記憶)よりも

エピソード記憶が得意になることからも

 

 

 

記憶力を強化するためには

意味記憶を

「自分事」にしてしまう❗️

ということになります

 

 

 

実は情報の内容で決定するわけではない

というのが以下の例↓

昨日山手線で人身事故があったと

ニュースで見聞きしただけであれば

意味記憶に過ぎないですが

まさにその山手線の事故で影響のあった

電車の中に閉じ込められたという体験

をした方にとってはエピソード記憶になります

 

 

 

つまりヒトによって、意味記憶にもなり

エピソード記憶にもなり得るのです

 

 

 

では記憶強化するための3つを

順に説明していきます

(裏付けとなっている

実験の詳細は省かせて頂きます💦)

 

 

 

「❶感情」

好きや嫌いといった感情を司る

扁桃体が作用しているとき

短期記憶から長期記憶への移行に関する

海馬の長期増強が起きやすくなることが

分かっています

 

  

 「❷興味」

❷例えば、好きなアイドルグループの

メンバーや曲は難なく覚えられる

経験ありますよね笑

ヒトの脳は、新しいものに出会ったり

冒険したり、脳が外界に

興味を示しているときに

脳波が“θ(シータ)波”になります

 このθ波が海馬の神経細胞を柔軟にし

脳を感受性の高い状態に保つといわれています

 

ある実験では生後半年のウサギが

特定の情報を学習するのに

200回の反復で済んだのを

生後2~3年のウサギは

800回の反復が必要でしたが

θ波が出ているときは

生後半年のウサギと同様に

200回の反復で学習できたとあります

年齢を重ねると記憶力が低下すると感じるのは

実際には記憶能力が低下したというより

加齢により日々の出来事に対し

興味を抱かなくなったことで

「覚えが悪くなる」からだと言われています

 

 

「❸出力」 

❸ヒトは忘れる生き物で

感覚記憶は見聞きした直後から忘れ

さらに覚えたことの半分以上は

30分以内に忘れます

つまり記憶を蓄積・定着させるには

繰り返し海馬を刺激する必要があります

 

 

情報は入力よりも出力を繰り返すほうが

脳回路へ定着するとワシントン大学の

カーピック博士による実験がありますが

そもそも入力される膨大な情報を

取捨選択していることを考えれば

 記憶として定着すべき情報を

「情報を頭に入れたときに」ではなく

「情報を頭から出したときに」

とする方が理にかなっていますね

 

 

 

で、ここからは私の実体験の話

私大学受験でどうしても英語がダメで

特に単語が全く覚えられなかったのです💧

 

 

もともと暗記がそんなに

得意なタイプではなく、

「世界史」では

ストーリーのように流れで覚えるとか

(「エピソード記憶」に近いかな💦)

 

 

同時期に他の国でどんなことが

起きていたのかを図に描いたりして

覚えていました

(おそらく私は視覚優位型)

 

 

「単語」って

意味付けしにくいんですよね💦

 

 

そこでどうしたかというと

毎朝30分早起きして

リスニングを聴いて

黙読して(文章の流れの中で覚える)

音読する(出力)

これをひたすら365日毎日しました

 

 

 

あとめちゃくちゃ勉強嫌いでしたが

それこそ毎朝、毎晩(寝る前)

「あー勉強たのしー❣️Huuu〜💕💕

今日も勉強できて幸せだな~💕

(思い出しながら)

あそこの講義の〇〇が面白かったなー

英語も楽しいーサイコー✨✨✨」

って声に出してました←大真面目な話

 

 

 

これも一年間毎日やりました笑昇天

おかげ様で❓この年に受かったんですよねよだれ

 

 

 

多分頭のどこかで

いやだとか嫌いだと思っていたら

脳に制限がかかるんじゃないかと

野生のカンですが

あったんでしょうねぇ爆笑

 

 

 

まぁ多浪して

どうしたらいいか分からず

兎にも角にも捻り出したあの策たちが

意外と遠からず功を成したのではないかと

今はそんなふうに思っています

 

 

 


ここからさらに私の私見を

述べていいですかおいで

 

 


前回の記事でホムンクルスの図で

口と手の領域が広いことを言いました

 

 

よく見て頂くと口と手を司る脳の領域は

側頭葉の中にある海馬と

非常に近接しているんですよね




そして「耳」の器官も近いんです


 

 脳の機能局在論がありますが

個人的にはそれぞれの機能は

少しオーバーラップ(重なり合う)

しているんじゃないかと

思っています

 

 

 

つまり

この距離感から

読み(暗唱による口と耳)や

書き(手の動き)の刺激が

特に海馬(記憶)に密接に関わってくる

のではないかということです




昔から勉強において

音読や書くことが、勧められているのは

経験的に何かを記憶したいときに

これらが有用であると

知っていたためだと思います


 

 

あともう1点

「作業記憶(ワーキングメモリー)」

を司る前頭前野について

 

 


私がフォローさせて頂いています

着物大好きママさんのお話で

ハッとすることがありまして…

(着物大好きママさん

勝手なリブログですみません💦🙏)

 

 


前頭前野は計算やしりとり

家事の段取りに関わってきますが

『読解力』にも関わっているということ❗️

たしかに国語の読解で問題を解くときに

ある程度文章の中で言っていたことを

覚えておく必要があります

 

 

私は漫画が好きで、好きすぎて

(小学1年生から漫画漬けでした苦笑)

フラッシュアイのように

さっさとイラストを見ていく

訓練をしていますが💧

言語を辿るや追う練習を

ほとんどしていませんでした

(なんなら会話の文のところは読み飛ばして

絵で推測する癖がついていました💧)

 

 

前頭前野の発達ピークは8~12才

それまでにきちんと

ワーキングメモリを使う癖を

つけさせることが

算数や国語力を身につけさせる

大事なことだと思います

巷で公文が良いとされるのも

この時期にしっかり

計算や読解の練習を繰り返し

処理能力を司る前頭前野の発達の適切な時期に

訓練しているからではないかと

推測します

 

 

ただ我が家の長女残念ながら

まだ文字を読むのが遅く

読解の練習をさせたくても

(早生まれもあり)

現時点ではちょっと敷居が高いんです泣き笑い

ワーキングメモリは処理能力なので

とりあえず我が家では

生活の中で自力で段取りをさせる練習を

させようかな〜なんて考えています✨

(基本的なこと、明日の用意をする

料理を一緒に作る、整理整頓をさせるなど)


 


後半は私の考察や

今後どうしたら良いかの

私信でありましたが💦

長々とお付き合い頂き

有難うございました🙏 

脳って奥深いです❣️

 

 

おまけ

「短期記憶の保持」と

「長期記憶にするための処理(仕分けと輸送)」

を行っている海馬




他にも重要な役割を果たしている

と言われます

 

 

それは

地図を読むための

「空間認知力」❣️

 

 

目的地に着くまでに

自分の場所や空間を把握し

道順を描くのを「空間認知力」といい

海馬との関係を示す証拠が

いくつかあります↓

 

 

第1に特定の場所に反応する

場所細胞が存在すること

 

 

第2に海馬の障害がある

アルツハイマーの患者さんは

外出先で迷うという事実

 

 

第3に場所・空間情報をたくさん

使うひとほど海馬が発達している事実

(例:都会と田舎暮らしで

海馬の大きさに有意差があるとのこと

またタクシー運転手は

一般の人より海馬が大きく

その従事年数が長いほど顕著な差がある

と言われる)

 

 

 

成人の脳はほとんどの領域で

新しい神経細胞は生まれないと

わかっていますが

海馬内だけは例外で

1日あたり0.1%ほどの神経細胞が

新しいものと入れ替わっているそうです

つまり考えたり、学んだりする習慣で

年齢にかかわらず

鍛えることができる器官なのです

 

 

 

一方で海馬はストレスに弱いため

海馬の本来の機能を発揮するためには

安定した環境下、心理状況

適度な運動や睡眠、食事、ストレス耐性が

重要とされます

 

 

記憶力が良いイコール頭が良い

というわけではなく

記憶力がいいがために

苦労するケースもあります



海馬が単に「記憶」だけでなく

「空間認知力」に関わることからも

生き延びるために水や食べ物の在処を把握し

自分を狙う天敵や危険から逃れるために

どう対応をしていくかの経験を重ねて

たくましく生きていくためのものであるという

考えがあり



記憶力を磨くことは

たしかにある種

受験においては大事かもしれませんが

本質は違うところにあると言うことも

どこかで認識しておく必要があるかなと

個人的には思いましたニコニコ