孤立無援状態でひたすら赤ちゃんと2人だった頃。【読書記録】 | FOLKISS通信〜料理と手仕事と〜

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FOLKISS(フォルキス)は、folk(民族)とkissを合わせて作った造語。以前運営していた雑貨屋さんの名前です。よろしくお願いします♡




柚木麻子さんの「らんたん」という小説がとてもよかったので、こちらのエッセイも読んでみた。



『とりあえずお湯わかせ』



「子連れで、恐怖しない世の中を」という章で、図らずも泣けてきた。人一倍手がかかる娘を必死に育てていた頃を思い出して…。



娘が赤ちゃんだった頃、帰省する時は必ず新幹線の個室を予約していた。



今でもあるのかな? 
「こだま」にしかない個室。



「ひかり」に乗れば時間は短縮されるけれど、乗車時間中ずっと娘を泣かさないようにあやしつづけなければならなくなる。



娘はとにかく大声で泣き叫ぶ赤ちゃんだった。耳が割れるどころか、あまりに凄まじい泣き声に、私の耳より心の方が毎回ズタズタに引き裂かれていた。



娘の泣き声は破壊力が大きいので、母親の私なら辛うじて耐えられるけど、他人には耐えられないだろうと勝手に思いこんでいた。



それに、自分の子供くらい泣き止ませろよっていう無言の圧力みたいなものを他人から浴びせられるのも怖かった。



だから、新幹線は個室。真顔



今、考えてみると、神経質すぎるくらいに娘が泣くことを怖がってたなぁ…。多分、育児ノイローゼに片足を突っ込んでたんやと思うわ笑い泣き



毎日毎日、泣き叫ぶ娘と二人っきりの生活。その頃、引越したてで友達もおらず、夫は仕事が忙しく、平日はほとんど家にいなかった。



市の育児相談センターに電話したこともあるけど、「赤ちゃんなんて泣くのが仕事。少々泣かせておいても大丈夫!心配しないで」というようなことを言われた。正論。だけど、それで気持ちが安らぐことはなかったな滝汗



社会から、私と赤ちゃんだけが断絶され、行き来できなくなっているような感覚があった。



この本を読んで、そんな頃のことを思い出しちゃった泣き笑い



今、その娘は大学生。
歴史や文学に精通していて、デジタル画が得意で、いろんな面でオタクな面白い子に育ちました笑






♡folkissのおすすめ♡

息子が幼稚園の時に買って以来、

10年以上活躍中です。

娘は食が細いので、

一段にご飯とおかずを詰めて、

一段弁当として持って行っていました。

そんな使い方もできる便利なやつ



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