久々の本題をば。
今日は「気象からチリ・生態、さらに魚の気持ちまでバッチリわかる!」と記されたソフトバンク新書のこの一冊。
高木道郎著の『釣りはこんなにサイエンス』。
タイトルでサイエンスを名乗っているだけあって、何と気象学から始まり、魚類学、地理学、地質学、海洋物理学、テクニック理論、タックル理論と中々に広範な扱いになっています。
実際に何度か釣りに行ったことがある人は分かると思いますが、同じ時期の同じ天候、同じ時間であっても釣果が全く違ってくることって珍しくないですよね?
ましてや時期が変わるとまったく異なる結果になるのは当然。
では、それは何故か?
それを知るのに必要なのがサイエンスという訳です。
魚も人間と一緒で、活動し易い時間や場所、温度(水温)などがあり、好みの餌があります。
例えばこれからの時期人気となるシロギスを見てみましょう。
ファミリーでの釣りでも割と簡単に釣れる上に天ぷらで食べるととても美味であることから大変好まれる魚ですが、海底が砂場になっているところを好み、泥濘や岩場となっている場所に投げ込んでも釣れませんし、海岸数十メートル離れたところを好むので手前に投げても釣れません。
その上、濁りも嫌うので、当日は勿論、前日雨で懐中が濁っている時も全然釣れません。
まぁ、細かく挙げれば他にも餌をどうするとか、針や錘のサイズとか、竿やリールの扱い方とか細かい事がこれでもかとあるのですが、それらを省いたとしても最低限釣り上げるためには生態を理解するとともに、釣りを行う場所に対する理解も必要なわけです。
ただ、例えのために具体的な魚の名前を挙げましたが、本書では具体的な魚の話ではなく、もっと広範に魚の形によって異なる視野などの生態的な特性などの形で取り扱っています。
無論それだけではなく、地形の読み方やそれによって発生する潮目の形、地上と海中の温度変化の差など、名前の通りサイエンスで釣りというものを解剖しており、色々と視野を広げてくれます。
また、天候の変化や離岸流、大波の発生メカニズムなどもキチンと取り上げてくれていますので、釣りに限らず海での遊びをする際には知っておいて損のない情報が沢山あります。
気温も高くなり海のレジャーがもうまもなくシーズンに入ります。
楽しく遊ぶための事前準備として今の内からこの一冊を読んでおくのはどうでしょう?
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