二律背反劇場

二律背反劇場

そっちの水は甘いか?

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懐かしさに触れた所為で、

どんどん思い出に浸りたくなり、

懐かしいモノを掘り返した。


そうしたら、20年以上前の日記帳が出てきて、

思わず一気に読んでしまった。


そんなこともあったなあと懐かしく思うこともあったが、

残酷な過去がたくさん詰まってた。


記憶から消し去った過去を

思い出してしまった。



自分は、どれだけ間違ったことをして、

どれだけ人を傷付けたのだろう。


そして、それをどれだけ綺麗さっぱり忘れていたのだろう。



自分が怖くなった。



記憶なんて、こうやって都合よく塗り替えられるモノなのだ。


それを思い知った今、

日記帳はシュレッダーにかけて、

もう過去を振り返るのはやめた。



相手も忘れているかな。

嫌な記憶は、忘れていてほしい。


でも、私のことは忘れてほしくない。

…なんて都合のいい矛盾。


ふと思い出す相手が居る。



18年位前にネットで知り合った、

驚くほど美しく聡明で歪んだ少女。


幼い頃人を殺めそうになり、

高校生で自殺を図るも死に切れなかった子。



彼女の紡ぐ言葉がとても魅力的で、

その美貌に痛く惹かれた。


彼女が自ら電話番号を晒していたので迷わず掛けた。


一緒に観たART-SCHOOLのライヴ。




今も生きているだろうか。

某国で大規模なテロが起こり、
負傷した人々やぐちゃぐちゃになっても息をしている動物たちの横を
「何も出来ずにごめんなさい。ごめんなさい」
と言いながら駆け足で去る夢を見た。

無力な自分…分かってる。
とても哀しい夢だった。