「小梅のとっちめ灸」を読む。
文句の多い母親と共に灸据所を営む小梅。
父親は芝居小屋の火事で死んでおり、想い人の
清七も、火事に巻き込まれ火傷をおった。
その火事に、火付けの疑いが浮上し、
きなくさくなってくる。
水野忠邦の時代。南町奉行の鳥居耀三とともに、
さまざまな禁止令を庶民に押し付けている。
鳥居に失脚させられた矢部定謙に仕えていたが、
今は浪人となった伊十郎、鳥居を仇と狙う
お園、小梅を陰で支える「鬼切屋」の面々、などなど、
魅力的な人物が続々登場する。
また、ぐうたらな母親とのすったもんだが、
なかなか面白い。
父親の死にまつわる謎とともに、灸治療に関する
情報も興味深く、知らないまに、シリーズを
追っかけている。
