「新・本所おけら長屋 五」を読む。

 

万松、相変わらず、バカだなぁと、独り言ちながら
クスクス笑っている。

このシリーズ、読者は絶対裏切られない。
物語に、悪意はない。多少あったとしても、
万松の生み出す笑いが、それをどっかへ吹き飛ばす。
そして、あとに残るのは、大きな笑いと、涙。

でも。

この馬鹿さかげんが、シリーズはじめのころに比べると、
幾分、洗練されてきたような。

ま、もう、二人とも、所帯持ち、いつまでも、
ガキじゃ、いられないってか。

だとしても、やっぱり、いつまでもバカであってほしい。