芝村凉也さんの「迷い熊帰る 長屋道場騒動記」を読む。

 

「長屋道場騒動記」シリーズ。

武者修行から、十年ぶりに江戸にもどってきた
間野生馬。

生家の道場をまもってくれていた老舗菓子補の主、
与惣兵衛の世話になることになった。

だが、巨漢で、長大な刀、丸太のような木刀を持つ
姿は、怪しまれるばかり。

特に、与惣兵衛の娘、お君は、彼を偽物と決めつけ、
ことごとく突っかかる。

二作目まで読んだ。

読みやすいことは読みやすいのだが、どうも、
このお君の言動が鼻につく。突っかかってばかりで、
物語の中では、重要な立ち位置に
おかれているとは思うのだが、魅力的とは言いがたい。
彼をいつまでも、「大男さん」と呼ぶのも気になるし。

 

主人公にいつまでも寄り添おうとしない登場人物は、
どうも、共感しにくい。

「巨体だが、優しい心根を持つ」生馬も、まだ、その
魅力が十分発揮されているとも思えない。

まあ、今後、どう展開していくのか。
八巻で完結しているようなのだが…。