あさのあつこさんの「夫婦じまい えにし屋春秋」を読む。

 

「えにし屋」シリーズの三作目。

人の縁を結ぶ、あるいは断ち切るという依頼に
こたえる「えにし屋」の才蔵とお初。

今回の頼みは、米問屋「御蔵屋」の出戻り娘、お藍に
新しい縁を結んでほしいというもの。

お藍は、吉井屋に嫁いでいたが、実家に戻って以来、
怯え、ふさぎこんでいるという。

お藍の怯えとは…、お初は早速、お藍の離縁の
背景を探り始めるのだが。

才蔵とお初のコンビネーションは相変わらずの
素晴らしさ。今回は長編で、吉井屋が抱える闇が
じっくり描写されている。

ただ、この作家さんの時代小説は説明口調で、
そこが少々、気になるといえば気になる。