「ごんげん長屋」、「本所おけら長屋」、
「善人長屋」、「鯖猫長屋」といった長屋ものが
好きなわけは。
何百年も前から、人は、同じように、笑ったり、
泣いたり、怒ったりしてきたんだろう。
人って、なんて、愛おしいんだろうと、気づかせて
くれるから。
何でもない日常の中の、人とのちょっとした行き違いや、
情のやり取りが、読後、じわじわとしみいってくる。
シリーズ初めの頃のような、派手な立ち回りなどは
ないけれど、今回は、押し込み騒ぎ(ゆめのはなし)の
ような不穏なエピソードも混ざって、あっという間の
四話だった。
