日本人、特に女性客はサラダ、生野菜好きだ。

そんな理由からか、セットメニューやランチではとりあえずサラダが付いているお店が多い。

ランチの前菜に手の込んだイタリア料理を出しても逆に「あら、サラダは付かないの?」と不満顔の方も結構多い。

せっかくのイタリア料理もこれでは「猫に小判、豚に真珠」というものだ。


ではイタリアではどうなのか?

野菜料理はもちろん多くあるし、サラダもしかり。しか~し、このサラダが曲者だ。イタリア人の食べるサラダと日本人が期待する料理は違うのだ。サラダと名前がついていても日本の奥様方が思うような生野菜たっぷりどころか、全く入っていないものが多く存在するのだ。

イタリアの代表的なリチェッタ(レシピ)から

キノコのサラダ ソテーしたキノコ

魚介のサラダ  ボイルした魚介をオリーブオイルとレモン汁で和える

全く野菜のやの字も出てきません。


実際イタリアでは生野菜よりも茹で野菜、グリル野菜のほうが圧倒的に食べられている(と思う、自分の経験上)。

考えてみれば、和食だって本来生野菜なんてほとんど食さない。漬物=マリネ、おひたし=茹で野菜、それに煮物。生野菜を食べるよりずっとヘルシーで健康的な食べ方というわけだ。


ただイタリアのレストランでも必ずといっていいほど生野菜のサラダは用意されている。

インサラータミスタ(ミックスサラダ)というやつ。だいたい葉っぱ、にんじん、トマトなどのサラダ。もちろんドレッシングなどというものは無し。お客が好き勝手にオリーブ、塩、酢などかけて食べるようになっている。


でもせっかくイタリア料理食べにきたからには、野菜もイタリアらしく食べたらいかがかな。

みんなが大好きなカプチーノ、私も大好きです。

ご存知の方も多いと思いますが、この飲み方にも暗黙の掟があるんですね。

イタリアの朝はバールなどで簡単に済ませることが多いですが、甘いクロワッサン(イタリアでは何故かブリオッシュと呼ぶ)とカッフェ(エスプレッソ)かカプチーノというのが定番です。

そして、食事のときは食後にカッフェを飲みカプチーノの出番はありません。

カプチーノは朝の飲みものなんですね。


まあ、日本ではファミレスであれ、コーヒーチェーンであれ自分の好きにがぶ飲みするのが一番。

イタリアにいかれた時はご注意あれ。

イタリアンっていうと日本人のほとんどはピッザ、スパゲッティを思い浮かべるのではないだろうか。

実際、現地のリストランテ(レストラン)ではピッザはほとんどメニューにないのではあるが(これについてはまたの機会に)、イタリアの代表的な食べ物であることは間違いない。


最近でこそナポリピッザなどイタリア本来のものが認知されてきたが、私がお子様の頃はスパゲッティナポリタンと同じく子供向けの喫茶店メニューの定番だったものだ。(もちろんイタリア経由というよりアメリカ経由の食文化であるが)


話はもどって現在ナポリ風ピッザが定着してきた一方で生地がもっちり膨らんでいない、いわゆる薄焼きピッザも人気である。

どちらが美味いかとか、本物などということはどうでもいい(本当は良くないのかもしれないが・・)好みで好きなほうを食べればいいのだから。

しかし、この薄焼きピッザというのが意外に曲者なのだ。


ピッザはざっくり言うとパンの仲間である。調理工程もほとんど同じだ。生地の配合と最終的な焼き方がちがいだけ。

だから、イタリア人は日本人が考える以上に生地にこだわる。というか、生地がすべてなのだ!!

(日本ではなんでもトッピングばかりメインになり勝ちだが・・)

ということでピッザ生地もパン生地同様生き物だ。発酵状態が出来の良し悪しを左右する。

そして、出来の良いものは生地の力によってプクッ~っと膨らむのだ。

(美味しいナポリピッザそのものですね)


だが、薄焼きタイプはあえて、薄く膨らまないようにする必要がある。そのためには普通以上に生地を薄く延ばしたり、発酵の空気を抜いたりしなくてはならない。


ここでインチキの登場だ。

これは自分が実際にある店で遭遇したピッザの裏側。ちなみに巷では人気店で有名人のお気に入り店として紹介されたりもしている。

ピッザ生地はさきほど言ったようにパン同様、生地を捏ね、寝かせて一次発酵後、1つづつポーションしながら二次発酵状態でスタンバイ、オーダーが入ると1つづつ伸ばして焼きに入るというのが大まかな工程。

残れば生地はどんどん膨らみ、ある時点でふにゃんと死んで膨らまなくなってしまう。

だからその生地は当然翌日は使えないため廃棄。ここまでが普通のお店。(だから仕込んでから使うまでの時間や温度を考えていい常態で焼けるよう冷蔵庫や保管場所を工夫したりするのだ。私が最初いたチェーン店でさえしっかり生きた生地を使っていた(当然だが)。

だがこの店では違った・・・

生地を捏ねたあと一次発酵だが、厨房が狭いからなのか、夏場だというのに40度になる倉庫で保存!!!

(生地を寝かすどころか、すぐに膨張して爆発状態に・・もうすでに生地は発酵しすぎてへなった状態に)

さらにポーションせず!!オーダーが入ると直接ボールのなかの生地を必要なだけちぎり取り伸ばし始めるのだ。

当然生地は伸ばすときにはすでに膨らむ力はまったく無くベロ~ンと伸びきっちゃって・・

焼いてもペッタンコ・・

そう!  これこそこのお店の言うところの

「うちは薄焼きタイプですから・・」


ただ死んじゃってる生地なのに・・

お客は何も知らずに食べています。

本当は捨てるべき生地なのに・・

お客にばれなかったら、不味くなかったら、だしていいのか??

作る人間のプライド、モラル、知識が欠けてるとやばいが、食べる側も食べてるものにもう少し興味もってもらえたらおかしな物出せなくなるんじゃないかな?

イタリアンレストランにくるお客の注文で一番がっかりするのが「ドリアありますか?」「シーザースサラダないの?」って聞かれること


そんなのイタリアでは見たことも聞いたこともないし、そもそもイタリア人そんな名前も知らないよ(苦笑)


賄いなどでパスタをオーブンで焼いて食べることはよくあるが、ドリア、焼きリゾットなどというものには全く出会いませんでした。彼らいわく「リゾ(米)をオーブンで焼くなんて食べ方ありえない」


シーザースサラダは確かアメリカ人の創作メニュー(有名な話ですが)

なぜイタリア料理店に来てこれを注文したがるのだ?なぜイタリア料理店のメニューにあるのだ??

まぁ、ファミレスの影響でしょうけど・・

だいいちイタリア人サラダなんかそんなに食べないから、日本のようなサラダのメニューはほとんどありません。

一応メニューにサラダ載せてるていどのお店が多いです。

またサラダといっても葉っぱなど使わないものや、野菜自体使わないサラダなども普通にありちょっとびっくりすることはあります。

日本人女性には生野菜=健康ということか、妙に生野菜信仰がその根底にあるのでしょう。

でも、和食が本来生野菜はほとんど使わず、煮物やおひたし、漬物が野菜料理であるのと同じく、

イタリアでもグリルや茹で野菜がもっとも普通な食べ方だったりするわけです。



コルツェッティとならんでジェノヴァの有名なパスタといえばパンソッティ(ざっくりいうとラビオリです)とこのトロフィエです。

卵は使わないこよりのようなねじった型の小さなパスタです。手のひらを使ってねじるのですが、一つ一つ作るため時間がかかる!僕のいたお店でも間に合わないので近所のパスタ名人のおばあちゃんが作ってお店に届けていました。

シェフが作るのは特別なときだけでした。

また熟練を要するので作った人が違うとすぐわかったりします。

おばあちゃんも週末は普段学校の先生をしている嫁が手伝うらしく、お店の厨房では

「やっぱりおばあちゃんじゃないと駄目だな」などと噂していました。

ただ僕が帰国する頃は見分けがつかない位上達していたようです。


トロフィエの味ですが、味は普通にパスタなんで(笑)

食感が独特なものがあります。真ん中が太く、両サイドが細くなっているので、茹でたときには真ん中が加熱されにくいため、結構な歯ごたえが残ります。好きな人ははまりますが、

固茹でなショートパスタが駄目なひとは好きになれないかも知れません。

ペストと呼ばれるバジルソース(日本ではジェノヴェーゼとよくいわれてますね)と食べることが多いです。

最近は輸入乾麺でも売っているみたいです。ちょっと味は違うと思いますが見かけたら挑戦してみてください。
初心者のためのイタリア徒然草