私はふらりと気の向くままに出かけることが趣味でもあります。
入ったことのない気になる景色があると、小道や山道にもよく入ります。
私の一番のお気に入りの水辺も気まぐれ散策で見つけました。
その水辺は森に囲まれており、木々が水に映っており、静かでありながら、鳥のさえずりが水面を滑り、その音が囲まれた森によって音楽堂のようにに反響していました。
それは私の大好きな東山魁夷画伯の絵の雰囲気を思わせるものでした。
私はそこに行くと波立っていた気持ちも静かに癒されて帰る時には穏やかな気持ちになります。
風水を取り入れながら究極の自然に近づける庭を数々残されている方M氏という方がいました。
初めてそこに行った時、私の尊敬する亡きM氏の言葉を思い出しました。
「たとえ怒りで握りしめた拳を振り上げていたとしても、そこに入ったとたんに、心静かに清々しくなり、自然に拳を下ろし、帰って行く景色でないといけない」
あれは真実だったんだ!!
この時、初めてM氏の言葉のあらわす真髄がわかった気がしました。
これこそが真に目指すべき調和。
そして、この美しさは宇宙の法則と繋がっている。
「ああ、いつか私もこのような作品を創りたい。」と思ったのでした。
風水とは陰陽の調和でもあり、真実の美しさは人にエナジーを注ぎ込むのです。
今でも、私は時々、この水辺に出かけて鳥のさえずりが反響する静かな空間で癒されています。
