初夏蒔きの秋採りニンジンを蒔きました。
午前中は、作業を見合わせて午後3時過ぎから予定していた初夏蒔き秋採りニンジンの種を蒔きました。
昨年は、7月14日に「時なし五寸」を蒔きました。結果は、播種後の猛暑もあって発芽せず失敗し、2年連続で8月に蒔き直しとなりました。
今年は、2年連続の失敗を踏まえて、猛暑を迎える前にと6月に前倒しで栽培することにしました。
昨年同様、今年も猛暑になりそうです。その時期になる前に、ある程度育てることが重要となりそうです。
写真上:栽培場所は、小区画の南側で、春にエンドウ豆を栽培していたところに蒔くことにしました。
この場所は以前、大根栽培をした際に小石や土塊を取り除いているので、ニンジン栽培には適していそうと判断しました。
先ずは、予定地に苦土石灰を多めに撒いて、一方化成肥料を少なめに蒔きました。
写真左下:耕した後、手を使って畝の土にある小石の拾い上げや土塊の潰しをしました。何本かあったスギナの根も掘り出しました。
写真右下:更に、フルイを使ってエンドウ豆の根や小石・土塊を、表面から深さ20㌢程度まで細かく取り除きました。
(上.畝立て、左下.蒔き溝作成、右下.その拡大写真)
写真上:フルイにかけた土は、畝幅60㌢、畝高20㌢で、レーキを使って畝を成形しました。
写真左下:この畝に条間20㌢の蒔き溝を、イボ竹を使って2本作りました。
写真右下:蒔き溝は、二段の形に作りました。
一段目は幅10㌢ほどの広い溝を作り、更にその溝の中に深さ1㌢の蒔き溝を作りました。
理由は、「紅彩」の蒔き時期が5月までとあったために、7月上旬まで蒔けて耐暑性に優れる「朱紅五寸人参」に切り替えました。
写真左下:例年、この時期のニンジン栽培には、保水性などを考慮して9515マルチを使用して栽培していました。
しかし、毎年この時期のニンジン栽培が失敗していることから直蒔きに変更しました。
写真右下:種蒔きは、二段目の蒔き溝に、厚くならないよう一列に種を蒔きました。
(上.覆土、左下.水やり、右下.遮光シート)
写真上:種蒔きが終わると覆土をしました。
蒔き溝の前後を指で挟んで摘まむようにして土を掛けました。土を掛けた後に、指の平で軽く押さえて種を圧着しました。
覆土後は、一段目の溝だけが残るような形になります。この形にすると、保水性や降雨時の流失防止に多少なるのではないかと思っています。
写真左下:覆土後に、畝全体に優しく水やりをしました。
写真右下:種蒔きが終わった畝に、乾燥防止に敷き藁や新聞紙などを置きますが、その代わりに好光性種子のニンジンですが、遮光シートを掛けました。
また、その上から再び水を掛けて、ニンジンの種蒔き作業は完了しました。