『美しい彼』

2021年/MBS/全6話

Netflix

 

原作は凪良ゆうのBL小説。

凪良ゆうさんって聞いたことあるなぁと思ったら本屋大賞とった『流浪の月』の作者で元はBL小説を書いていた人でした。

この『美しい彼』は2015年一番売れたBL小説だそう。

 

 

最近、『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』『きのう何食べた?』といった同性愛もの、『女子的生活』といったトランスジェンダーものを見たりすることが多くて、別に同性愛ものに特別な興味はないのですが、どちらかというとソフトなものが多かったのですが、このドラマはガチでBL!でした。

 

高校三年生の平良(萩原利久)は吃音のため人前でうまく話せず、いつもクラスの底辺にいるし、そのことには諦めています。

三年生のクラス変えで一緒のクラスになった清居(八木勇征)がとても美しい男子生徒でひとめぼれしてしまう平良。

 

 

清居は「キング」というあだ名通り、王様で取り巻きがいつもいるクラスのカーストの頂点。

結局、平良はイジメのようなパシリ扱いで、バカにされている。

それでも平良は高飛車で不愛想だけれども圧倒的に美しい彼に従うことに喜びを感じる。

 

高校卒業後、清居はオーディションを受けたときにスカウトされて芸能界へ。

平良は大学生になり、カメラ好きなので写真部に入り、気さくな同級生、小山(高野洸)と出会い自由な雰囲気にやっとなれる。

 

 

そんなときに再会した平良と清居。

やはりどんなに冷たくされても平良の清居が好き、は止められない。

 

うーん、映像がとても美しくてキャストも美青年集めて説得力あるし、変な世界ではないのですが、やはり清居の基本的性格というか高飛車なところ、高校時代のパシリのような平良の扱い・・・・・・残酷なところが垣間見えますが、原作通りだそうです。

 

清居は、平良のことを「キモい」「うざい」「ストーカー」と言いたい放題ですけれど、もう平良。王様になら何を言われてもうれしい、喜んで跪きます、みたいな上下関係がいつもあるような世界が見ていて時々つらかったですね。

 

『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』『きのう何食べた?』はその点、2人は同性でも対等でお互いを尊敬しあう仲で平和的なのですが、その点このドラマは昔の漫画『トーマの心臓』みたいに残酷で無遠慮です。

コミカルな要素が全くないというのもありますが、その点、30分の全6回ですからくどくなることはなく、なるほどねぇ、へぇ~というラストになるのです、

 

 

とにかく映像美しくて、少年っていうのは残酷ですよね、って古屋兎丸さんの世界みたい。