『太陽とボレロ』
2022年/日本/133分/監督、脚本 水谷豊
私は映画をけなさないようにしています。
それは、この映画を観る、と決めたのは自分なので映画の出来がどうであれ、選んだ自分を棚に上げて映画をけなすことはしないようにしています。
だから、自分に合わない映画は基本、語らず、観なかったことにします。
でも、ちゃんと言わなければならない時もあると感じたから書きます。
黙殺は黙認ではないので。
この映画は何を描きたかったのでしょうか。
音楽?オーケストラ?恋愛?いい人たちのいい話?すべてが中途半端で情けなさすぎる。
音楽描くならとことん描き、恋愛描くならうまく描いて欲しい。説得力が全くないんです。すべてに。
恋愛もいきなり好きです、私もです、で何故、好きになったのが描かれない。
全く男性に都合のいい脚本だな、と思いました。
オーナーである檀れいさんは資金不足でオーケストラは解散。
で、台詞で「奔走しました」と言うだけで、もうあきらめていて、解散です、以上で物語になっていない。
せっかくのキャストをすべて台無しにする脚本。
この人はこういう人、と一切説明できないのっぺりとした人たち。
せっかく、役者さんが楽器をマスターしたというのに楽器や音楽に対する描きこみもない。
何故、曲がボレロなのか。
それも描かれず、いきなりボレロでおしまい。
有名指揮者の方が出てきて、もう少し物語に絡むのかと思えばなんということもない。
私は疑問だらけで、映画を作った人たちに聞きたいです。
この映画は何を描こうとしたのですか?