『サマーフィルムにのって』

2021年/日本/98分/監督、脚本 松本壮史

 

映画が好き。
時代劇が好き。
映画を永遠にのこしたい。
自分の好きな世界を貫きたい。

キラキラ映画なんかじゃない、今しか取れない自分だけの時代劇を撮りたい。

 

高校三年生のハダシは時代劇大好きな女の子。

映画研究会に入っていても、部員たちはキラキラ恋愛映画を撮ろうに決まる。

ハダシは友人のビート板(天文部)とブルーハワイ(剣道部)ほかを集めて、自分だけの時代劇を撮ろうとします。

主役を誰にするか迷っているときに現れた凛々しい少年、凛太朗(金子大地)

頼み込んで主役をやってもらうことになりますが、凛太朗は未来から来た少年でした。

 


熱い思いが直に伝わるラストの体育館の殺陣が素晴らしい。
時代劇の果し合いは愛の告白で、勝負でもあるし、見せ場でもある。
だから時代劇は面白い。

 



ハダシを演じた女の子が「女の子みたいな美少年のような女の子」でキラキラしていて、悔しがる姿も、恋した目も、殺陣をしながらの愛の告白もすべていいです。

ビート板の女の子が最初、『時をかける少女』『夏への扉』を読んでいて、その通りの展開になっていく。

ブルーハワイの女の子はなんだかんだいってラブコメも大好き。

ライバルのキラキラ映画を作る花鈴とハダシが一緒にキラキラ映画を観て二人して泣くシーンが好き。
二人ともジャンルは違っても映画が好き。

若さゆえの映画研究会の雰囲気もあるあるで、なつかしい恥ずかしさがあります。どうしても10代が集まると恋になってしまうんですよね。
それが恥ずかしくもさわやか。

 



いやらしさも打算も計算何もない世界は美しい。