なにも書かないでいようとも思ったのだけど、
もう、大竹野さんがいない時間を1年もすごしてしまった。
思い出すだけで涙があふれる人なんか、大竹野さんしかいません。
舞台を続けようと思います。
大竹野さんからいただいた手紙を、永く残せるように額に入れようと考えているけど、額の中に閉じ込める勇気が中々出なくて困っています。
それでも、きちんとしとかないと、後で後悔するのん確実やしなぁ。
当時、同僚でいつも車の中で大竹野さんの話をしていた(共通の話題がそのくらいしかなかった!歳も離れてるし)島田さんが逝ってからも1年。
島田さんが逝ったあの日に予感していたけど、やっぱり激変の1年だった。
その直後の公演、『ツキカゲノモリ』で死神、滴[しずく]に「今より大事なものはないよ」とセリフを書いた。
大竹野さんにも島田さんにも観てもらえなかったけど、1年後のことは分からない。今より大事なものはないんだ。
お芝居できる幸せを噛みしめて生きていきたい。
またどこかの劇場でお会いしましょう。
うだる暑さです。
うだるってなんやろう。
(ミジンコターボの川端さん風)
なかなか川端さんのように可愛くはなれませんが、俳優紹介を続けます。
お次は満月動物園には初登場、劇団ガバメンツの近藤貴久さんです☆
劇団ガバメンツさんも昨年のSPACE×DRAMAでご一緒させていただきました。
その時の企画で書いてました感想ブログにも書いたのですが、近藤さんのスーツ姿の似合いぶりときたらもう、関西小劇場界イチ☆と思ったものです。
劇団ガバメンツさんはコメディ劇団でして、だいぶ笑わせていただきました☆
満月動物園とはだいぶ遠くにある劇団さんです。
そんな近藤さんに今回演じていただくのは、死神の死神、琥珀[こはく]さんです☆
人が死んだあと、あの世に魂を運ぶ死神。
その死神が死んだら彼がその魂を運ぶ訳です。
神様も輪廻転生の輪から逃れられてないというのは、仏教的ですね。
まあ、特定宗教の価値観で書いてないんで、その辺あやふやですが、そんなメルヘンということで。
そのとてもスーツの似合う近藤さんがメルヘンど真ん中で、どんな輝きを放ってくださるのか、
コメディ劇団のコメディ俳優さんが、満月動物園のメルヘンど真ん中でどんなお芝居をみせてくださるのか、
ぜひ、足をお運びください☆
■□■次回公演■□■
2010年8月13日(金)~15日(日)
満月動物園第壱拾七夜
『ツキノオト』演出・脚本:戒田竜治
in→dependent theatre 1st(大阪・日本橋)
特設サイト→ http://www.fmz1999.com/ 【PC・携帯とも】
いよいよ『ツキノオト』の稽古も佳境です☆
皆様のお目に触れるころには、力強い作品に仕上がってきそうです!
さてさて、そんな『ツキノオト』の俳優紹介、今回はカン劇Cockpitの松本大志郎さんです☆
カン劇Cockpitさんとは昨年のSPACE×DRAMAでご一緒させていただきまして、そこで松本さんと出会いました☆
普段の立ち姿がすでに魅力的でして、これは、と思いお声をかけさせていただきました。
立ち姿、たたずまいというものは、研鑽を積むことは出来ますが、演技の上手下手とは無関係な話でして、他の誰にも真似の出来ないことで、上原さんには上原さんのたたずまい、殿村さんには殿村さんのたたずまいが在る訳ですが、松本さんのたたずまいはボクのハートを撃ち抜いた訳です。
ご本人がブログに「戒田は飲みに行っただけで俳優にオファーするのだろうか」というようなことを書いておられましたが…、します。
極端な例では最終的に劇団員にまでなってしまった、みずさんとは、ある飲み会でたまたま出会って、その場でオファーしました。
直感というのはあなどれません。
松本さんは小劇場での経験はまだ浅く、良くも悪くも小劇場ズレしていませんが、数ある舞台表現の中で小劇場演劇ほど俳優のたたずまいが問われる表現はないと、ボクは思っています。なにしろ客席から舞台が近い!
そのたたずまいをダイレクトに表出できる回路を持てば、この人は素晴らしい俳優さんになられると思います!
そんな今後に大注目の松本さんに今回演じていただくのは、浮気している夫、常盤[ときわ]。
浮気とか面倒なことよくしますよね。
でも現在進行形の社会も、歴史も惚れたはれたに微妙に左右されてる訳です。
常盤の惚れたはれた話が、物語の底流を引っ張ります。
まだ松本大志郎さんを劇場で観られたことのない方は、ぜひ一度ご覧ください☆
■□■次回公演■□■
2010年8月13日(金)~15日(日)
満月動物園第壱拾七夜
『ツキノオト』演出・脚本:戒田竜治
in→dependent theatre 1st(大阪・日本橋)
特設サイト→ http://www.fmz1999.com/ 【PC・携帯とも】
この方とも長いお付き合いになりました。
俳優紹介の5は関西小劇場界の怪優、殿村ゆたかさんです☆
この方には「コウゲキのコウは光やで」の決めゼリフでおなじみ、光撃戦隊照明マンの照明レッドはじめ、本当に色々な役を演じていただきましたが、今回は主人公彩子[さいこ]の父親、東雲[しののめ]を演じていただきます。
親というものは選べない訳でして、でも、自分が選んだ訳じゃない親のもとで育って幸せだと思えることは、実はかなり幸せなことなんだと思います。
物心ついたばかりの子供の頃には、ある種の絶対者であった『親』もまた一人の人間で、とてもくだらないことで悩んだり笑ったりします。
今回、殿村さんの演じる父親・東雲は、そんな一人の人間としての東雲です。
父親らしくありたかったり、父親らしさに悩んだり、単純に年若い(三十路二段ですが)娘とのジェネレーションギャップに戸惑ったり、それは『父親』という記号では語り尽くせない一人の人間としての悩みです。
殿村さん演じる、そんな『自分らしくある』東雲にボクは心打たれるのです☆
■□■次回公演■□■
2010年8月13日(金)~15日(日)
満月動物園第壱拾七夜
『ツキノオト』演出・脚本:戒田竜治
in→dependent theatre 1st(大阪・日本橋)
特設サイト→ http://www.fmz1999.com/ 【PC・携帯とも】
今、ちょっとした待ち時間中でして、一気に書いております。
『ツキノオト』俳優紹介4番目は、ミジンコターボさんから竜崎だいちさんです!
前回『ツキカゲノモリ』に引き続いての2度目の登場です☆
いや、いいんですよ、この方。
読んでくださっている、みなさまの方がよくご存知とは思いますけどね。
前回は死神とコンビの疫病神で、今回演じて頂くのは死神の珊瑚ちゃん。
まだ満月動物園で人間の役を演じていただいてないことが若干気にはなりますが、、、
前回は物語の最終盤で疫病神の想いを力強く、しかし切々と謳いあげてくださいましたが、
今回も明るくテンポよく小気味のいい演技の中にも、キラリと秘めた哀愁にハートがわしづかみです☆☆☆☆☆
満月動物園での竜崎だいちさんをまだご覧になられてない方は、是非とも一度足をお運びください!
かなり相性いいと思います☆
■□■次回公演■□■
2010年8月13日(金)~15日(日)
満月動物園第壱拾七夜
『ツキノオト』演出・脚本:戒田竜治
in→dependent theatre 1st(大阪・日本橋)
特設サイト→ http://www.fmz1999.com/ 【PC・携帯とも】



