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ネムリノソコ

おたいらに

前のつづきで『ブログで書きそびれてるINDEPENDENTを振り返ろう』のコーナーです。

2010年の『最初の女』の続きです。

『最初の女』っていうのは神話の類型で、世界中の神話で出てくるんだそうです。日本ではイザナミさんですね。

でもまぁ、いきなり『最初の女』って言葉を目にしたら、エロチックですよね。セクシーなhimeさんにふさわしいと思ってつけました。
でも、ホンマの意味は結構硬派というところも、ふさわしいかなと。

とても内向的な話でしたが、それにとどまらなかったのは、やっぱりhimeさんの力でしょう。
ともすると『やな女』なだけで終わりそうなところを、スレスレに可憐に演じてくださったと思います。あのくらい、女の子から想われてみたいもんです。(実際に想われたら大困り間違いなしですが)

やはり、恨みつらみを重ねていたのが、最後の最後に単純に好きなんだというところに立ち帰って、真白なドレスが現れて立ち尽くすシーンが印象に残ってます。

今も、まだ地下の国で彼女が立って、そして待っているような気がします。そんな彼女を(実際はかなり悲惨な状況ですが)愛おしく思い返すのは、himeさんの力でしょう。

また、なにか思い出したら書きますが『最初の女』の振り返りは、いったんここまでということで。

今年もINDEPENENTに参加させていただいてます。今年は松本茜嬢とタッグを組みます。
11月最後の土日のあたりにやってます。
詳細情報は追い追いということで。
松本茜さんや、満月の河上みたいな軽快なブログに憧れますが、まったく近づきません。

たぶん生き方が軽快じゃない。

じゃ、しょうがないか。


携帯が(念願の)スマホになりまして、アプリというやつがこんなに便利とは。

放置プレイだったブログも再開させようと思おうというもの。

読み返してみて、かなりの期間、すっぽり抜けてる。
まぁ、放置してましたから当たり前ですが。

Facebookだけは細々やってましたが、去年とその前のINDEPENDENTの記録が残せてないのはいささか残念。

去年(2012年)は西原希蓉美さんと『わたしの未来』という作品をやって、その前(2010年)はhimeさんと『最初の女』という作品をやりました。

ぼちぼち振り返ったりしてみようかな、と思いまして、少しでも今年の宣伝にならないかな、と。

順を追いますと『最初の女』からで、himeさんとは実に8年ぶりのご一緒でした。(たしか)

イザナミが今でも地下の国(黄泉の国)でイザナギのことを思ってるって話で、キュート(永遠)なhimeさんに対極なことをしてもらいたいと思いまして、まぁ、どろどろとした話でした。

だけどそこはそれ、himeさんなので、ええ感じにバランスがとれたと思ってます。
もっと死体っぽい女優さん(どんなだ)では、痛々しすぎて観てられなかったことでしょう。

最後、あみんの『待つわ』を大音量でフルコーラスかけたのは賛否両論ありましたが、ボク的にはやりたかったことが出来て、満足です。
himeさんの立ち姿も美しかったし。実のところ、あの姿を描くためだけの作品だったと言って良いと思います。
やっぱり美しくないとね。

himeさんは待つのが似合う女優さんだと思います。積極的待機…、というのは言葉遊びの域を出ませんが。

地下の国のイザナミを描くのに、地上からの差し込み明かりだけで、鏡に自分の顔を映すという設定にしましたが、本番中、ずっと鏡ごしに照明を見つめさせた訳で、楽屋ではまぶたをマッサージしてあげてました。
鬼のような演出です。心の中では失明したり視力が落ちたりしたらどう責任がとれるんだと、はらはらしてましたが、どうも大丈夫だったようです。

なんとなく気が向いたら、また振り返ってみようと思います。

今年もINDEPENDENTに参加させていただいてまして、今年は松本茜嬢とコンビです。
11月末にやっております。
告知は追い追いということで。
浮遊許可証『shelly,go home~フランケンシュタインと赤い靴~』を観に行きました。

作•演出の坂本見花さんとは、なんのかんの長い付き合いですが、そういえば初めて会ったときのことを覚えてない。いつ出会ったんだろ?

お話は、シンプルで悲しかった。
とても心を揺さぶられて、なにか書かずにいられなくなったのに、書き出すと何を書いていいか分からない。

まぁ、ストーリーは数多の劇評ブロガーさんたちが、ボクなんかよりはるかに上手に書いてくださると思うので、置いとくとしよう。

感じたのは、不在感かなぁ。『いない』ということを強烈に突きつけられた気がする。

『Sherry』はもういない。

いなくなるという動的事象でなくて、いないという静的事象。
いないんだ、ということが突き刺さる感じ。

そう思って、振り返ると、見花ちゃんは前から不在感を描くのが上手い。
上手いと言っちゃうと技巧のようだけど、スタイルなのかもしれないし、的外れなのかもしれない。
まぁ、そこは個人の感想ということで。

だけども、『そこ』は閉じてない。閉塞感はない。
むしろ閉じてあげてほしいと、登場人物のために思ってしまうほど、開かれてる。残酷に開かれてる。開かれてるからこそ不在が刺さる。
『Sherry』よ安らかなれと、祈ってしまう。

浮遊許可証は前に比べるとスリムな体制になったように見える。良し悪しは分からないけど、悪くないようにみえる。大きくなることだけが、いいことじゃない。

次も楽しみになった。
取りとめのない感想を無理矢理〆たけど、ホントウに楽しみだ。
photo:01



松本茜嬢との一人芝居作品のイメージ画像をつくってみた。

うんうん。

楽しみなんだね、オレ。
まだ、脚本が一行もないのに。

アタマの中では50行くらいはあるけどね。
(反論になってない)

あ、「独」はタイトルではありません。
タイトルは主催者発表のあとに公開です(たぶん)。

ちっとばかし、仕事の環境が変わって9月に余裕がある。
ここ3年ばかり、9月は仕事で忙殺されていたので、
なんだか新鮮な9月☆
今年も『最強の一人芝居フェス』こと、INDEPENDENTに出させていただけることになりました。

ありがたいことです。

今年はmeyouの松本茜嬢と、タッグを組みます。

ありがたいことです。

INDEPENDENTは、初参戦が2002年で、本編だけでかれこれ9回目です。
こんなことになるとは思ってなかったのですが、最多参戦演出家だそうです。

札幌では「ミスターインディペンデント」と書かれ(校正が回ってこず、現地入りして初めて知った)、今回の紹介では「ライフワーク」と書かれ、初めて自分のライフワークを知った次第です。

機会を与えてくださるのは、大変ありがたいことで、参加を希望されてる方がたくさんいると、おうかがいしますので心苦しくもあるのですが、参加する以上は、いい作品をモノにしたいと思います。

INDEPENENTに参加すると、ほかに11作品を目にします。それもすべて同一条件。
正直に言って、優劣はあっても勝ち負けはないなという思いを強くしてます。優劣は観る人の主観に負うものが大きく、いろんな方がいろんなフィールドで戦ってはって、そこに勝ち負けは意味がないなと感じます。

普段あまり演劇人との付き合いが多くないボクとしては、そんな単純なことがたまらなく楽しかったりします。

ま、いろいろあるけど、がんばろうっと。